ハスの花は2日に亘って咲く
ハスといえばレンコン、レンコンといえば茨城県のハス田と思っていました。
常磐線からたくさんのハス田を見かけていたからです。
冬の風物詩としてレンコン堀りが放映されているのも茨城県のハス田でした。
ハス田のレンコンといえば茨城県だと刷り込まれていたのです。
蟹江に戻って愛西市周辺ではハス田が多いことに気がつきました。
特に「道の駅立田」がある愛西市立田の周辺は一面ハス田で、近くの森川ハス田では花の時期になると見学の人たちで賑わいます。
レンコンの有名な産地のようです。
道の駅ではレンコンが売られ、ある時期には贈答用の箱詰めのレンコンさえ売っています。
西尾張の和食の店の天ぷら料理には必ずレンコンが入っています。
道の駅ではレンコン入りのパンやハンバーグなどが売られ、レンコンを消費に結びつける工夫がなされています。
ハス田で気がついたのは5年前には花がピンクだけだったのに、最近では白いものも見られるようになってきました。
レンコンを採るのに適した新品種なのかもしれませんね。
木曽川と長良川に挟まれた福原輪中の船頭平公園にも、公園内に何種類かのハスが植えられています。
鑑賞用のハスだと思われます。
花の時期には多種類のハスの花を観賞できるようになっています。
数年前に京都の杜若農園からインターネットでハスの種を購入しました。
庭に塩化ビニールの大きな容器を設置して、近くの田んぼ跡から泥を取ってきて、ハスを育ててみようと思ったのです。
天童でも庭でポリバケツでハスを育てているお宅がありました。
原崎沼にあるハスの種を持ち帰っていましたが、冬の12月頃に発芽させてしまって失敗して全滅させていたのです。
5月中旬に購入した「蝶戀花」の種の下の部分を紙やすりで削って水が浸るようにして、小さなプラスチックボールを入れておきました。
すると発芽してみるみるうちに成長し出したので、塩化ビニール容器に移し替えました。
スイレンのような葉の状態から、次に茎が立ち上がって葉が出ましたが、ハス田ほど大きくなりませんでした。
それでも3つの花が咲きました。
ハス田のハスの赤よりは濃い色のハナビラです。
自宅のハスを観察していると、花は2日に亘って咲くことが分かりました。
朝方に開花してから花を大きく開いて、夕方になると花を閉じます。
そして翌日にまた花を開くと、その花びらが1枚1枚と落ちていき、最後は蜂巣だけが残ります。
動画で撮った花は、開いてから閉じるのが目立っていませんが、その大体の様子だけでもご覧ください。
昔はやぼったい古い花と思っていたのですが、近くでみると高貴な花だなぁと思うようになりました。
(ハス科 ハス属)
カモ撮りこうちゃん