コウヤツリアブなんて初めてみた!

善太川河口の土手にモモブトスカシバの写真を撮りたくて出かけました。

前日にモモブトスカシバがアレチハナガサの吸蜜している動画を撮ったものの、映像が小さく見づらかったので、再度挑戦しようと出かけたのです。

そんな簡単に会える訳もなく、肝心の動画は撮れずじまいだったのです。

その土手を歩いていたら、土手の脇の葉っぱに黒っぽい昆虫がとまっていました。

目が悪いせいかガのように見えたのです。

そこで写真と動画を撮りました。

帰って調べてみるとコウヤツリアブというアブでした。

珍しい種類のようです。

私は今のところハチとハエやアブの区別がつきません。

複眼が小さい感じで分かれているのがハチ、ハエやアブの複眼は大きい印象があります。

本当かどうか今のところ確かでありません。

このコウヤツリアブはハチの幼虫に寄生するアブのようです。

「田中川の生き物調査隊」によると「『岡山の昆虫』には、幼虫はハキリバチ、ドロバチ、アナバチなどの単独生活をするハチの幼虫に寄生する。ハチが巣を作っているとき、その付近に卵を産みつけ、孵化した幼虫はハチの幼虫の体液を吸って成長し、翌年初夏に成虫となる。幼虫時代の宿主によって成虫の大きさに差が生じる。夏期に古い木造家屋や立ち枯れの木の周辺などで忙しげに飛び回る姿が見られるという」と記されています。

ハチの中にはチョウ目、ハエ目やバッタ目の幼虫や卵に寄生するものがあるのに、このコウヤツリアブはハチ目に寄生するのです。

コウヤツリアブはハエ目なので、相互の目(もく)の昆虫に寄生していることになります。

寄生したり寄生されたりの関係のようです。

残念ながらまだハチについてはほとんど分かりませんが、これを機会に少しずつ学んでいこうかと思っています。

(ハエ目 ツリアブ科)

カモ撮りこうちゃん