ナガサキアゲハの交尾態を初めて見かけた!

ナガサキアゲハの交尾態

蜜を吸いに来たナガサキアゲハ

昔はよく見かけたジャコウハゲハ

小さい頃ナガサキアゲハは見かけたことはありませんでした。

黒いチョウといえば、クロアゲハが多かったように思います。

その後はジャコウアゲハをよく見かけるようになりました。

なぜ黒いアゲハの種類が変化してきたのか理由は分かりませんが、事実としてはそういう経過を辿ってきたのです。

幼虫の食草は、クロアゲハがサンショウ、ミカン類なのです。

昔に比べると、蟹江周辺では柑橘類の木がだんだんと増えています。

大きな畑で果樹としてミカンを育てる程ではないのですが、庭や果て家の一角にそこかしこに植えられています。

そんな状況に係わらず、クロアゲハが減ってきている理由は、食草とは別の要因が働いていると予想しています。

その後ジャコウアゲハをそこら中で見かけていたものの、最近だんだんその数が少なくなってきています。

蟹江周辺では見かけなくなっていますが、福原輪中や治水神社のある揖斐川東岸の土手などで時々見かけます。

ジャコウアゲハの幼虫の食草は、ウマノスズクサ科の植物です。

私は今のところウマノスズクサがどれか、同定できない状況です。

というのはガガイモの葉と似ていて、ウマノスズクサかガガイモかが区別できていないのです。

ガガイモ(キョウチクトウ科)の方が沢山自生しているのに、ウマノスズクサは殆ど見かけません。

でもジャコウアゲハを見かけるということは、周辺にはウマノスズクサがある筈ですね。

いつか出会えるだろうと思いながら、歩き回っています。

ここ10年間ほどで、黒いアゲハなのに尾状突起がないアゲハを見かけるようになりました。

ミカン類の木などの周辺を良く飛んでいます。

それがナガサキアゲハです。西日本から少しずつ東進してきているようで、最近では黒いアゲハといえば、殆どナガサキアゲハだと言っても過言でありません。

桑名市の木曽川西岸の雑木林の道を写真撮りで歩いていた時に、ナガサキアゲハを見かけました。

その道の片方は竹林で、反対側は雑木林になっています。

その間の道を歩いていくと、その道の上空をナガサキアゲハが行ったり来たりしていました。

アゲハなどで蝶道という飛翔コースがあることは知られていますが、ここもそうだと思われます。

初夏から真夏にかけて、ここではナガサキアゲハが飛んでいました。

先まで行くとまた戻ってきます。

殆ど毎回見かけるので蝶道だと確信するようになりました。

時々2匹が出会うと、絡み合って上空に飛んでいきますが、しばらくすると1匹が戻ってきます。

そこを歩きながら雑木林を見たら、ナガサキアゲハが交尾態になって木の枝にぶら下がっていました。

こんな光景を見たのは初めてでした。

これまでチョウの交尾態といえば、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウなどの小さいチョウが殆どです。

アゲハの交尾態を見たことは殆どありませんが、それでもナミアゲハの交尾態を2回見かけました。

他のアゲハの交尾態は見かけていません。

交尾態ではじっととまったままで数十分その場にいることが普通です。

とても危険な状態です。

命がけの次の世代につなぐ作業とも言えるでしょう。

私が写真と動画を撮っている間もじっとしていました。

その後先まで行って、戻ってきてもう一度写真を撮ろうとしたら、ナガサキアゲハの交尾態は、もういなくなっていました。

ナガサキアゲハの交尾態を見かけることは、もうないだろうなと思いながら帰ってきたのでした。

(アゲハチョウ科 ナガサキアゲハ)

カモ撮りこうちゃん