蛾が花の蜜を吸っているのを見て驚いた!

コセンダングサの蜜を吸う

ツメクサガツメクサガの表翅

2026.10.1に海津市森下に行くために、長良川西岸の土手下の民家が点在する道路を車で走らせていると、途中の古中島の廃屋の周りの叢で一瞬白い花を見かけました。

いつも見かけている植物とは違うかも知れないと思い、その先で車を停めて、カメラとビデオカメラを持って、その場所に戻りました。

結局は白い花は白のハギでした。

こちらではハギは珍しい植物です。

そこにはアサマイチモンジが飛び回っていました。

またウラナミシジミも、近くのコセンダングサや白いハギなどで吸蜜していました。

ぶらぶらとその周辺を歩いていると、コセンダングサの花に小さなガが取りついて、蜜を吸っているではありませんか。

ガが蜜を吸っている姿を見てとても驚きました。

なぜか、ガは蜜を吸う昆虫ではないと、知らず知らずのうちに思い込んでいたからです。

少し経ってから、私が日本のハチドリと名付けているオオスカシバもホシホウジャクも、飛翔しながら長い口吻を伸ばして吸蜜している姿を想い出しました。

これらもガの仲間です。

小さなガが花の蜜を吸っていても不思議でないよなぁと思い直しました。

でもガは成虫になった時、個体維持のためにどんな食べ物を得ているのか気になりました。

そこで色々調べてみると、①花の蜜を吸う仲間にはスズメガの仲間、ヤガ科、シャクガ科、ツトガ科 ②樹液・腐果・汁液を吸うガの仲間(ヤガ科の大型種オオミズアオ、ヤママユ類)、➂全く餌をとらないガの仲間 口吻が退化していて何も食べないガ(カイコガやクスサン)などがあると分かりました。

このことから、よく見かけるガの多くは花の吸蜜をする仲間が多いようです。

調べると、私が見かけたガはツメクサガだと思われます。

ウィキペディアの「ツメクサガ」には「分布はヨーロッパ、ウクライナ、中央アジア、ロシア、インド北部、パキスタン、モンゴル、中国、韓国、日本(北海道・本州・四国・九州)に分布する。形態は前翅長十四・七~十七・九ミリ。黄褐色の地色の翅のうち、後基部に大きな黒色の斑紋がある。終齢幼虫の体長は三十一~四十二ミリで、体色は緑色と淡黄褐色の二型が存在する。近縁のタバコガやオオタバコガとは異なり、本種の終齢幼虫はマンディブル(大)内側に目立つ内歯があり、背盾に細長い刺をもつ。また、キタバコガとは頭部に黒褐色の小さな斑紋をもつ点で区別できる。生態はムラサキツメクサやシロツメクサなどのマメ科牧草を寄主植物とする。年二化で、蛹で越冬する。」と記されています。

それでもガの成虫が花の吸蜜に訪れてきている光景の記憶が余りないので、なかなかすっきりと受け入れられない自分がいるのです。

それとも見かけているのに見えていなかったからでしょうか。

ガには花の吸蜜をする仲間がいることを知って、これまでのガに対する認識が変わったのは事実です。

そうしたことが写真撮りしていることの醍醐味の一つだと思っています。

(ヤガ科 タバコガ亜科)

カモ撮りこうちゃん