冬鳥のツグミで考えなおしたこと!

ツグミ

群れるツグミ

ツグミの攻撃それとも求愛行動?

蟹江周辺では秋から冬にかけて日本に越冬のためにやってくる鳥はたくさんいます。

マガモやコガモなどのカモの仲間はこうした中に入ると思われます。

また漂鳥として、山地や北日本から里に下りてくる鳥たちもいます。

ヒヨドリやオオタカがそれに入るようです。

ツグミもユーラシア大陸やカムチャッカ半島からやってくる冬鳥なのですが、遅くまで日本に滞在して5月の連休明けまでいる個体もいます。

それでも6月を過ぎる全く見かけなくなるので、その頃には大陸に帰るのだろうと思われます。

2020.12.8づけのblog「ツグミは孤高の鳥だと思っていたけど」では、畑などで見かける1羽だけの印象が強く孤高の鳥だと思っていたツグミが、周りの環境に合わせて小群や1羽だけで行動するらしいことを書きました。

ここ数年日光川、善田川や宝川の土手を歩いていて、12月頃はほとんどツグミを見かけないのに、1月後半から2月にかけていろいろの場所でツグミを見かけるようになりました。

その数も1羽だけでなく小群で行動している場合もあります。

これまで10月末に見かける個体もありましたが、日本にやってくる集団のピークは私が考えているより随分遅いのではないかと思うようになりました。

12月後半から1月過ぎになって日本にやってくるようなのです。

そうすると5月連休明けまでいるのは不思議でないのかも知れないなぁと思うようになりました。

日光川、善田川や宝川の土手ではツグミの数羽の小群を見かけますが、それぞれが勝手に行動していて、ムクドリに比べると群れとしての統一性はない感じです。

ばらばらに行動しながら一緒にいるという感じでしょうか。

5月の連休を過ぎると、カモの仲間の大半は北帰行します。

コガモだけは10月初旬に来て5月の連休明けまでいる個体も見かけます。

その滞在期間の長さからいえば、ユーラシア大陸と日本でどちらが故郷かと疑問に思うほどです。

基本的には故郷とは営巣し産卵・育雛する場所だと考えているのですが。

ツグミはなぜ遅くまで日本に滞在しているのか、ずーっと疑問に思っていたのです。

でも日本にやって来る時期が他の冬鳥に比べて遅いのではないかと思うようになりました。

その結果として滞在期間を経て北帰行するのが、他の冬鳥に比べて時期がずれて遅くなるのかも知れないと思うようになりました。

本当かなー。

(スズメ目 ヒタキ科)

カモ撮りこうちゃん