2羽のカワセミの同期的に首を引っ込める行動は何なのだろう?

用水路で見つめ合うメスのカワセミ

カワセミのいろいろ

定点観測地の弥富市海屋のいつも駐車しておく場所から、日光川と善田川の合流点近くの土手に上がるとミサゴを見かけます。

不思議なことに今年は杭に5羽以上がとまっているのを見かけています。

それ程の数が止まっているのをこれまで見たことがなく不思議に思っていますが、今のところ理由は分かっていません。

宝川の土手下の用水路ではカワセミを見かけます。

例年よりは多く見かけています。

私は10か所以上の定点観測地を歩き回っていますが、どこでも鳥の写真を撮っている人とは会ったことがありません。

ただ私一人が写真を撮っているだけです。

天童で奥羽山脈の麓で植物、トンボやチョウなどを撮っていた場所でも人と会ったことはありません。

「天童周辺で良い場所がありますか?」と尋ねられるのは、誰でもがいく山寺とか天童温泉とかの旅行ガイドに載っているような場所でしょう。

私にとって良い場所とは人の入らない場所で、そんな場所だからこそ貴重なものに出会えるのです。

数日前にその宝川の土手下の用水路で、偶然2羽のカワセミがヨシの生えている場所にとまって見つめ合っています。

1羽が首を引っ込めたり伸ばしたりすると、同時にもう一羽も同じ行動をします。

同期的に行動していて面白いのですが、とても不思議な行動です。

最初はカップル成立のためのオスのメスへのディスプレーではないかと思ったのです。

ある時その1羽が一方のカワセミに体当たりしてぱっと分かれました。

家に帰ってパソコンで見てみると、嘴の下が2羽ともに橙色なのでメスだと思われます。

首を引っ込めたり伸ばす行動は何なのだろうと思いました。

親のカワセミに甘える幼鳥ではないかとも思ったのです。

そうすると合点がいきます。

朝のモーニングショウでオウムが同じような行動をしている場面を放映していていました。

同期的に首を引っ込めたり伸ばす行動は、相手に対する威嚇行動だというのです。

実際の攻撃ではなく、その威嚇行動で上下関係をはっきりさせようとそんな行動をしていると説明していました。

インターネットでカワセミのその行動を調べてみると、「首を引っ込めたり伸ばす行動は威嚇行動ではないか。」と尋ねた人に、「カワセミの行動はそうではなく、単なる習性です。」と回答しているものがありました。

今回見かけたカワセミの2羽のメスの行動は、威嚇行動かも知れないなぁと今のところ考えています。

どうなんでしょうかねー。

(ブッポウソウ目 カワセミ科)

カモ撮りこうちゃん