似ているユリカモメとズグロカモメの習性は違うみたい!

ユリカモメ

ズグロカモメ

カモメの仲間は今学習中で、まだどれがどれだか分からない状態です。

学びながら1種ずつ潰していくしかないだろうと思っています。

日光川、善田川、宝川や藤前干潟ではカモメをときどき見かけます。

大きいカモメのときもあったり、逆に小さいカモメのときもあります。

小さいカモメは全てユリカモメだと思っていました。

ところが最近になってユリカモメとは違うズグロカモメを知りました。

見た目はユリカモメと同じ雰囲気なのです。

飛島村の金魚養殖池跡の上空を飛び回っていました。

てっきりユリカモメだと思っていたのですが、フェイスブックの鳥見サークル(鳥の情報交換サイト)に投稿して確かめたところ、ズグロカモメと教えられました。

最近になって「日本のカモメ 識別図鑑」(氏原巨雄 道昭 誠文堂新光社)を購入して調べるようになりましたが、書かれている内容が細かすぎてなかなか理解できないままでいます。

観察しているとユリカモメは群れで行動していることが多そうなのに、ズグロカモメは単独で行動していることが多いように感じています。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)のユリカモメでは「冬鳥。沿岸、内湾、港、河口、湖沼、池、河川。夜間は海上や湖沼の中央部、広い河川の中州などで休憩し、早朝に海岸や港、河川の中流・上流域などに移動して採餌する。水面より1~2m上空から急降下して水面で小魚やゴカイ類などをとらえるほか、浮いている死んだ魚類や昆虫類などをくわえとったりもする。河川の上流域に移動したものは夕方になると群れになって、夜の休息場に帰る。」と記されています。

ズグロカモメでは「冬鳥。干潟、河口など。全国に記録はあるが、関東地方以西に局地的に渡来する。九州北部に特に多い。日本への渡来数は近年増加傾向にある。広い干潟などで点々と百羽以上見られるところもあるが、それぞれが1羽で行動し、群れで行動することはない。浅い水辺や干潮の干潟の上空を飛び回り、水中にダイビングしたり、着地して主にカニをとる。」と記されています。

この記述からユリカモメは群れる傾向があるのに、ズグロカモメは単独行動するという違いがあるようです。

ズグロカモメは蟹江付近で見かけることは珍しいカモメだと知って驚きました。

夏羽の頭部はともに黒くなりますが、ユリカモメではそれを確認していますが、ズグロカモメは確認していません。

また両者は嘴の違いで区別できるようです。

飛島村三福でズグロカモメを2回見かけましたが、それぞれ単独でした。

フェイスブックでのコメントでは成鳥と幼鳥で別個体だとのことでした。

少しずつ分かるカモメの種類を増やしていきたいと思っています。

それが楽しみです。

(チドリ目 カモメ科)

カモ撮りこうちゃん