オニノゲシをようやく同定できるようになった

オニノゲシ

アキノノゲシ

ハルノノゲシ

キク科の仲間にノゲシと名前がつくものがあります。

ハルノノゲシ、アキノノゲシ、オニノゲシなどです。

ノゲシというのは、ケシ(ケシ科)と葉が似ていることから来ているようですが、ケシ科ではなくキク科です。

ウィキペディアには「日本各地の道端や畑に自生する。ヨーロッパ原産で世界各地に広まったと考えられている。日本には史前帰化植物として入ってきたものと思われる。花期は春から秋で黄色のタンポポのような花が咲く。」と記されています。

ノゲシというとハルノノゲシのことをいうようです。

自宅の狭い庭や玄関前の地面には、秋から冬にかけてこのハルノノゲシが生えています。

ホトケノザ、タネツケバナやオニタビラコなどのように越年草ではないかと思われます。

秋になると同じノゲシという名前がついたアキノノゲシが見られるようになります。

花が薄黄色なので、ハルノノゲシの花の黄色より逆によく目立ちます。

最近ではアキノノゲシを見るともうじき秋が来るんだなぁと実感できるようになりました。

ススキを見かけると秋だと感じるのと同じ感覚です。

ところが昔からオニノゲシというノゲシがあるのは聞いていましたが、実際に確認したことはありませんでした。

というのはオニノゲシの葉っぱはギザギザしていて大きい感じのようなのです。

いつか実際に見てみたいと思っていました。

天童の山元沼の周辺や叢にオニノゲシがたくさん生えていて、花を咲かせているものもありました。

葉の端がギザギザで触ると痛そうです。

これがオニノゲシに違いないと初めて確信しました。

「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)のオニノゲシには「ヨーロッパ原産で、明治時代に渡来した帰化植物です。ノゲシに似ていますが、ノゲシより大形で、葉の質が硬く光沢があります。太い茎の上部に互生する葉の基部は、半月形になって茎を抱いています。ギザギザと切れ込んだ葉の縁の先が鋭いとげ状になって、触れると痛く、荒々しい感じがすることからオニの名がついています。生育地は荒れ地、道ばた。分布はほぼ全国。キク科ハチジョウな属。花期は3~10月。高さは50~120㎝。花色は黄色。」と記されています。

オニノゲシは11月にたくさん見かけました。

きっと蟹江周辺でもこの時期に生えていて花を咲かせている可能性があります。

探してみようと考えています。

これまでオニノゲシをオニノノゲシと考えていました。

YouTubeにはオニノノゲシとタイトルをつけてしまいました。

ご了承ください。

(キク科 ハチジョウナ属)

カモ撮りこうちゃん