カワラケツメイの株と種を長良川土手下に採りに行った

かわらけの種

莢が裂ける

カワラケツメイのマメができる

カワラケツメイの花

田んぼの畔などで見かけるクサネムを長い間カワラケツメイと思い込んでいました。

ところが数年前に別物だと知りました。

蟹江周辺の叢を歩くときは、カワラケツメイがないかと探しながら歩きました。

でも一向にそれらしいものには出会いませんでした。

町内にある蟹江城址にはカワラケツメイを植えてあります。

これについては2022.8.11づけのblog「カワラケツメイはこの地域では珍しい存在らしい」で書きました。

他の地方にはたくさん生えているところがあるのかも知れません。

見かけた長良川の土手下の叢に生えているカワラケツメイ以外には、今のところ周辺では見かけていません。

昨年は見かけなかったのに、カワラケツメイを長良川土手下で何十株か生えているのを見かけました。

そこで期間をおきながら写真と動画を撮りに行きました。

いつ草刈りをして全滅するか心配だったので、そのうちの豆ができ始めた4株を自宅に持ち帰ってプランターで育てて種を採ることにしました。

その際、土手の土も持ち帰りましたが砂土でした。

木曽川や長良川の洪水で堆積しているはずなので、当然といえば当然ですね。

それを2階のベランダの日当たりの良い場所で育てました。

なかなか実が入らず、しかもアブラムシがついたものもあって、枯れなかったのは2株しかありませんでした。

プランターで育てることはなかなか難しいようです。

そこで種ができた頃を見計らって、長良川の土手下に種を採りに行きました。

すでにマメの莢が割れて、種が落ちているものもありました。

茎についている莢を採ると、その瞬間莢が裂けるものもたくさんありました。

昔からマメの莢に入っているマメ(種)はどうやって地面に落ちるのか疑問だったのです。

ところが鶴岡の幼稚園の副園長と話したとき、園のフジ棚のフジが秋のある季節になると、パシッと音を立てて莢が裂けマメが地面に落ちるのだと話してくれました。

その音はかなり大きいもので、時期になると連続的にその音を発して落ちるそうです。

いつかその光景を見たいものだと考えていたのです。

ところがこのカワラケツメイは音はしないものの裂ける直前のものだったのか、鞘に触れた瞬間莢が裂けたのです。

それをシャツのポケットに入れて帰ってきました。

その種を見ると、四角い黒い種です。

昔チョコレートでこんな形のお菓子があったなぁと思いながら、来年の春に自宅のプランターで種を蒔いてみようと思っています。

上手く育つと良いのですがねぇー。

(マメ科 カワラケツメイ属)

カモ撮りこうちゃん