ノスリが傍にいても恐れないカワラヒワ

カワラヒワは秋から冬にかけて群れで行動します。

群れの生息場所もある程度決まっているようで、会えるだろうと思って出かけると必ず見かけます。

以前にも書きましたが、カワラヒワの群れは怖いもの知らずなのか、好奇心が強いのか、電線のカワラヒワの隣にチョウゲンポウがとまっても平気で隣にとまっています。

とまりながらチョウゲンボウの様子を伺っています。

チョウゲンボウが機敏に動いても捕まらない自信があるからでしょうか。

鳥たちを観察しているとカラスとオオタカ、カラスとトビでも、木にとまっている時は攻撃し合うことはほとんどありません。

飛び立つと大体カラスが攻撃をしかけます。

とまっている時は一時休戦状態で、カラスは相手が飛び立つのを待っているようです。

カワラヒワがチョウゲンボウを恐れないのは、そんな一時休戦状態からかも知れません。

スズメの群れなら近づかないと思われます。

同じ大きさで群れになって行動するカワラヒワとスズメでもその習性や好奇心の強さが随分違うようです。

先日弥富市海屋の畑の電柱の天辺にノスリがとまりました。

この付近でよく見かけるノスリです。

すぐ傍の電線にカワラヒワの群れがとまっています。

この電線はカワラヒワの群れの縄張りの内になっているのです。

ノスリがすぐ傍でとまっても平気で電線にとまっています。

警戒している感じは多少あるもののそうは見えないのです。

ノスリはタカの仲間の中ではおとなしいタカといえます。

鷹狩りに使うハヤブサやオオタカの獰猛さに比べるとおとなしく餌はネズミやバッタ類です。

小さいチョウゲンボウと対峙してもチョウゲンボウに負けてしまいます。

トビも姿かたちの勇猛さに比べておとなしいタカの内に入るでしょう。

昔からノスリは野糞鷹(ノグソダカ)といわれていたそうで、狩りにも利用できず動きも鈍いからで、元々平和なタカなのでしょう。

昔の人は身近で見かけるタカの習性をよく知っていたのですね。

2年ほど前に善太川の土手を歩いていたら、リュックを背負ってメモ帳を持った40代の人と出会いました。

鳥の観察をしていると話していました。

話の中で興味があるタカはノスリとチュウヒで、両方とも個体の色合いが違うところが面白いと話してくれました。

当時はオオタカに夢中になっていた私は、何でのろまなノスリに興味があるのかと思ったのです。

鳥について詳しく、その場で色々なことを教えてもらいました。

ここでもカワラヒワの群れは、チョウゲンボウ同様にノスリを恐れていませんでした。

大胆なのか好奇心が強いの、とても面白い習性のように思えてなりませんでした。

(ノスリ タカ目 タカ科) (カワラヒワ スズメ目 アトリ科)

カモ撮りこうちゃん