11月にヒバリが畑で採餌しているのを見かけた

ヒバリは春になると空高く飛び上がって、上空で囀っている姿を見かけます。

真っ直ぐ飛び上がって一か所に留まって囀ります。

その声の大きさと囀りを聞くと春が来たことを実感します。

春とヒバリの囀りは私の中で対連合しています。

早春に善太川の土手でヒバリの番いだと思われる2羽を見かけました。

その時これから営巣して子育てするんだろうなと思いました。

また冬には弥富市海屋の畑で餌を探しているヒバリの小群を見かけました。

やっぱりヒバリは留鳥だと確認したものです。

夏にヒバリを見たいと思ってもなかなか見かけません。

畑や田んぼの畔に近づくと、数羽の鳥が飛び立つことがあるのですがヒバリかどうか確認できないでいます。

留鳥だと分かっていながら春ほどにその存在が目立たないのです。

これはどの鳥も同じようなものです。

キジ、ウグイスは夏から秋の間はどう生活しているかよく分かりません。

繁殖期である春はメスへの求愛行動をするのではっきり分かるのですが、他の季節は分からないことが多いようです。

11月になって飛島村福岡で土起こしした畑でたくさんのハクセキレイが餌探しをしていました。

その写真を撮っている中に、茶色い鳥が数羽混じってエサ探しをしています。

見た瞬間にヒバリではないかと思いました。

写真と動画を撮りました。

やっぱりこの付近で生活していたのです。

次の作物を植えるための耕運機の土起こしは、鳥たちにとって採餌の絶好の機会です。

掘り起こされた中から、ミミズや昆虫の幼虫が出てくるからです。

昆虫食もするハクセキレイやヒバリにとっては絶好の機会なのでしょう。

鳥たちはそれを知っているようです。

冬に近づくと留鳥のヒバリと似た鳥を見かけるようになります。

一見するとヒバリだと思ってしまいます。

ヒバリよりはややスマートな感じで、ハクセキレイと一緒にいることが多いようです。

それがタヒバリです。

タヒバリはスズメ目セキレイ科の冬鳥でシベリアやカムチャッカ半島からやって来ます。

私自身はまだヒバリとタヒバリを一瞬で区別することがなかなかできない状況です。

先日飛島村三福の畑で耕運機が土起こししている場所でハクセキレイ、トビ、タゲリ、ケリやムクドリが採餌している中に、タヒバリが混じっていました。

始めはヒバリだと思っていたのですが、何となく違うように思ったのです。

日本に渡ってきて間もないはずですが、この周辺では毎年見かけています。

タヒバリについては近いうちに書く予定です。

(スズメ目 ヒバリ科)

カモ撮りこうちゃん