ダイシャクシギかチュウシャクシギか分からないけれども!

シギの仲間を初めて見たのはイソシギでした。

その後タシギを見かけましたが、シギといえば何といっても嘴が長いものを想像してしまいます。

タシギの嘴も確かに長いのですが、図鑑ではもっと異様に長い嘴を持ったシギが掲載されています。

そんなシギにいつか出会いたいものだと思っていました。

一昨年の5月半ばに、ラムサール条約の藤前干潟に出かけました。

防波堤の道路を干潟の方を見ながら歩いて行くと、嘴の長いシギが海辺を歩いているのを見かけました。

そこで写真を撮りました。

すると飛び立ちましたが、その写真はぼけてしまいました。

家に帰って図鑑で確認したものの、同じようなシギが載っていて判別できません。

ダイシャクシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギのうちのどれかだろうと思うのですが、今でも分からず終いです。

詳しい人なら見た瞬間にどれかを同定できるのでしょうね。

先ずその存在を知って、次に生態や習性を知るにつれて、瞬間的に同定できるようになった経験からいうと、知っていくプロセスも楽しいと思っています。

昨年の5月になって、飛島三福の田植え後の田んぼで、何種類のシギの仲間を見かけました。

セイタカシギ(掲載済み)、ムナグロ(チドリ科)の他に、私がシギと思い描いているシギそのもののシギです。

上述の3種類のシギのうちにどれかだと思います。

そのシギは、盛んに嘴を泥に突っ込んでいます。

獲物がいるから突っ込むのではなく、突っ込んで嘴に触った獲物(ミミズなど)を探しているのです。

餌かどうかを瞬間的に判断できる嘴の感覚がとても鋭いと思われます。

触った瞬間、嘴で挟んで掴み上げます。

何度もその獲物を嘴で咥え直してから飲み込みます。

触った瞬間を確認し、捕れた喜びを確認しているようにさえ見えます。

ダイシャクシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギの区別は、大きさや嘴の長さ、飛んだ時の腹の白さや模様の有無などで区別できるらしいのですが、今の私には難しいのです。

でもチュウシャクシギではないかと今のところは予想しています。

来年の今頃になれば、瞬間的に同定できるかも知れません。

(チドリ目 シギ科)

カモ撮りこうちゃん