厳寒期にやっぱりキタキチョウも飛んでいた!

①2月22日に飛翔するキタキチョウ

②2月22日に見かけたキタテハ

③2月22日に飛翔するモンシロチョウ

2月22日の蟹江はとても暖かい日でした。

気温は日中17~20度で風もなくセーターで歩いていると汗ばんでくるほどでした。

翌日から寒気団がやってきて真冬に逆戻りするとの天気予報でした。

永和の沼周辺と近くの雑木林を歩いていたら、キチョウが飛んでいるのを見かけました。

追いかけて写真を撮ろうとしましたが、止まる気配がありません。

叢(くさむら)をあっちに行ったり、こっちに来たりと飛び回っていました。

撮った写真の殆どはピンボケでした。

その後雑木林南側の農道を歩いて行くと、またキチョウが飛んでいました。

その飛んでいる姿からキタキチョウだと分かりました。

ここでも降りて止まる様子がありません。

飛びながら雑木林の林緑や丘状の雑木林の中を移動しています。

その様子からオスがメスを探していると思われました。

こんな寒い時期にも子孫を繋ぐ営みの行動をしていることに驚きました。

そこでキタキチョウよりやや小さい茶橙色のチョウも2匹飛び回っていました。

見た瞬間にキタテハだと分かりました。

昨年も冬の暖かい日に飛んだり、枯れ葉の上や畦道で止まっているのを見かけていたのです。

キタキチョウもキタテハも、成虫のままで冬越しするチョウです。

変温動物なので暖かくなると活動し始めるのですね。

クマの冬眠と違ってキタキチョウとキタテハは枯れ葉の裏で寒さにじっと耐え、暖かい日には活発に活動することが分かります。

私の予想が間違っていないことが分かり、とても嬉しい気持ちになりました。

そのあと弥富市海屋の善太川と宝川の土手に行くと、モンシロチョウが飛んでいました。

1匹だけでなく2匹見かけました。

冬の間は蛹(さなぎ)で冬越ししている筈なので、なぜこの時期に飛んでいるのか疑問に思いました。

でも前回(2月18日付)のブログで、2月16日に見かけたモンキチョウは羽化したばかりではないかと記しました。

そうならモンシロチョウも羽化していても不思議ではありません。

翌日からやってくる寒気団に、このモンシロチョウもじっと耐えて葉の裏で過ごすのでしょうか。

キタキチョウやキタテハの冬を越す習性と同じものが、モンキチョウにも存在するのか心配になってしまいました。

(キタキチョウ チョウ目 シロチョウ科)(キタテハ タテハチョウ科 キタテハ属)

カモ撮りこうちゃん