久しぶりにカワセミの狩りを見かけた

カワセミは善太川や日光川の川べりのヨシの茎や木の枝、用水路の護岸に止まっているのをときどき見かけます。

でも私の300ミリの望遠では上手く撮れないのがほとんどです。

出会ったときに良い距離だと思った瞬間に水面上を真っ直ぐ飛んで逃げて行ってしまいます。

良い写真が撮れるのはカワセミが私の存在が分かっていないときです。

つまり運が良いときだけに撮れるのです。

カワセミは頻繁に見かけるという訳ではありません。

毎日通っていると縄張りだと思われる広い場所で見かけるようになるので、カワセミが生息しているのが分かります。

日光川と善太川が合流する鍋蓋新田(江戸時代に開拓された)の突堤でも、カワセミを見かけていました。

先日その善太川の川辺のヨシ原に、オオジュリンの写真を撮ろうと土手を歩いて行きました。

ヨシ原のオオジュリンは距離が遠いのと逆行なのでなかなか良い写真は撮れていません。

それでいつも悔しい想いをしています。

ヨシ原の終わったところから土手を戻ってくると、土手の反対側の用水路の護岸にカワセミが一羽いました。

普段は人の姿を見かけるとすぐに逃げ出すのですが、この日は違いました。

浅い用水路の水面をじっと見ています。

時間は午後2時過ぎで、採餌する時刻だったのかも知れません。

テレビの「さわやか自然百景」では、カワセミの狩りをたびたび放映しているますが、実際には簡単に撮れるはずもありません。

多くの写真家は飛び込む瞬間を自分で撮りたいと思っているに違いがありません。

その護岸にいたカワセミは、飛びながら護岸の位置を移動していましたが、ある場所で下の水面をじっと見ていました。

すると突然、真っ逆さまに水面に向かって飛び込んでいきました。

しばらくするとそこから飛び上がって、また護岸に戻ってきました。

その口には、魚が咥えられていました。

前回コアジサシも頭から水面に突っ込んでいく様子から、魚を捕る名手だと書きましたが、カワセミも同様に名手だと言って良いと思います。

魚の大きさは口に咥えられるほどの大きさです。

それをいつも不思議に思っています。

いつもカワセミの狩りを見ていますが、失敗した場面はほとんど見ていません。

今回は一連のカワセミの狩りの様子をお知らせします。

距離が遠いので鮮明ではありませんがその雰囲気だけでも楽しんでいただけたら幸いです。

(ブッポウソウ目 カワセミ科)

カモ撮りこうちゃん