寒ブナ漁をしている人と出会った

久しぶりに岐阜県海津市の徳田とハリヨ公園に鳥の写真撮りに出かけました。

途中の長良川の森下排水機場場前の沼でカモの写真を撮るのがいつものコースです。

近くの道路に車を停めてから水面を見たものの、カモがいる様子がありません。

不思議に思いながら降りて歩いて行くと、沼の対岸沿いに小さなボートに乗った男性が、網を上げているのを見かけました。

私は投網を打っているのではないかと思ったのです。

なぜなら網の片方に錘がついていたからです。

男性はその網をどんどん引き上げていきました。

ボートを移動させて別の場所に移動して、また網を引き揚げていきます。

この沼は深くないので、網の幅も小さいものでした。

刺し網だったのです。

引き上げている最中、枝がひっかかっていたら外して沼に放り投げていました。

その後ボートから、大きな黒い丸太ん坊のようなものを対岸に放り投げました。

男性が投げたものはライギョではないかと思いました。

離れていても、かなりの大きさだと思われるものでした。

いつも通りに沼の先まで行って戻ってくると、その先に軽トラックが停めてありました。

それが男性の車で、ボートをそこまで漕いできて、捕った獲物をトラックに運び込もうとしているところでした。

私は男性に声をかけました。

「何を捕ったのですか?刺し網ですね。」と尋ねると、「そうです。刺し網で寒ブナを捕っていました。」と応えました。

「先ほど対岸の叢(くさむら)に捨てたのはライギョですか。」と尋ねると、「そうです。ここにもライギョがいるのです。」と応えました。

「あれほど大きなライギョを見たことがありません。捕ったフナを見せてもらえませんか?このフナは業者に卸すのですか?」と尋ねると、「漁は多くなかったのですがー」と話しながら漁カゴに入った寒ブナを見せてくれました。

予想以上に大きなフナが何匹も入っていました。

「フナは地ブナ(ギンブナか?)とヘラブナ(ゲンゴロウブナ)です。」と掴んで見せながら教えてくれました。

ヘラブナは1匹だけでした。

「ここは漁協の禁漁区ですが、12月15日から1月31日までは解禁されるのです。捕ったフナは知人に頼まれているのです。フナを煮て食べます。」と応えてくれました。

「近くの大江川で寒ブナ漁をするとき、マスコミが取材に来るのですよ。」と話してくれました。

好奇心もあって、対岸に捨てられたライギョの写真を撮りに行きました。

沼辺はプラスチックの廃棄物が散乱しています。

ゴミの中に大きなライギョが捨てられていました。

足で突くとまだ動いています。

50㎝ほどはあるでしょうか。

こんな大きなものが住んでいたら、きっとフナの稚魚は全て食べ尽くされるだろうなと思ってしまいました。

(コイ目 コイ科 フナ属)

カモ撮りこうちゃん