サクラの御衣黄の花の色は先祖返りか

春に見られるサクラはとても美しく、風情を感じさせるものですね。

ソメイヨシノは薄いピンクで、花が大きく豪華な感じがします。

サクラは一つの蕾から3~6本くらいの花が咲くので、余計に豪華な咲き方をするのです。

また下向きに咲くことも、そう思わせる原因でしょう。

植物の花は葉が変化して、子孫を残すための生殖器として進化したものです。

だから葉の緑が、昆虫や鳥など媒介する動物を引き寄せるために華やかな色に変化してきたのです。

ソメイヨシノは薄いピンク、カワヅザクラは強いピンク、ウコンザクラは黄色、御衣黄(ギョイコウ)は緑色です。

皆さんは御衣黄を見たことがありますか。

御衣黄の花は遠くからだと目立ちません。

でも、進化的な観点からみると、進化の途中だからか、それとも葉の緑に戻ろうとする先祖返りをしているのか分かりません。

他のサクラとは随分違って存在感がありますね。

是非探してみてください。