ジャンボダリア(皇帝ダリア)の高さには驚いてしまう

11月頃になると蟹江周辺では庭や畑で植物が花を咲かせます。

一見すると花はダリア風で、人の背丈を優に超えて3~4mくらいの高さになる植物です。

花の色は薄ピンクで天辺にまとまってたくさん咲かせます。

山形では見かけませんでした。

見るからに外来種だと分かります。

私はどこかで聞いていたのでジャンボダリアと言っていますが、一般的にはコ(キ)ダチダリアとか皇帝ダリアと呼ばれているようです。

ダリアといえば、昔から知っている花卉(かき)ですが、新しい園芸植物がどんどん出てきているので古めかしい感じが拭えません。

小さい時から親しんできたオシロイバナ、カンナなども同様で廃れ去っていく花卉だと思い込んでいました。

でも最近見かけるオシロイバナ、カンナは色のバラエティが多彩になって存在を新たにアピールしているようです。

山形県では「やまがた川西ダリア園」が有名です。

行こうと思いながら未だ実現できていません。

ダリア園の概要には「川西ダリア園には4ヘクタールに650種、約100,000本のダリアが8月から11月初旬にかけて咲き競います。あざやかな紅色の『宇宙』や『赤い彗星』、愛らしいピンクの『ミッチャン』『ムーンワルツ』など、各国のダリアが人々の目を楽しませてくれます。」と記されています。

ダリアの語源は18世紀のスウェーデンの植物学者のダールさんの名前に因んだものだといわれています。

山形で撮ったダリアの写真を見ると、農家の畑や庭のダリアの花にも多彩な色合いが見られます。

多分私の偏見だったのでしょうね。

ウィキペディアでは、このコ(キ)ダチダリア(ジャンボダリア)は「高さ8~10メートルになるダリア属の種で、メキシコ、中米、コロンボアの原産。日本では学名を訳した『皇帝ダリア』等の別名でも呼ばれる。~中略~ 高地・山地の植物で、標高1500~1700メートルの所に生育する。~中略~ 本種は生長が速く、急激な生長は短日条件により起き、普通秋の最初の霜の下りる前に開花する。繁殖は種子、また少なくとも2節を持つ長さ30㎝程の茎を土中に水平に置く挿し芽による。~中略~ ダリア属の植物は茎の中に水を蓄える性質があるため、アステカ人は水の杖を意味する『acocotli』と呼び、狩猟のために山中を歩く際の水の補給源として利用した。」と記されています。

11月に見られるのは短日植物だからなんですね。

また水筒代わりにした植物は歴史的にキュウリ、スイカなども利用されていました。

このダリアもそうだったことに驚きました。

昔の人たちは、このように植物の色々な特性を知っていたのですね。

このコ(キ)ダチダリアが、いつ頃日本に入ってきたのか、日本での分布はどうなっているのか、いつか調べたいと思っています。

(キク科 ダリア属)

カモ撮りこうちゃん