ギンヤンマもネットに閉じ込められて
海部郡飛島村の三福にあるモロコの養魚場は、外からの捕食者を寄せ付けないために、ネットを張って出入りできないようにしています。
カワセミの項でも述べましたが、一度入ってしまうと殆ど出ることはできません。
ネット内にはコフキトンボやギンヤンマも入っています。
ネット内の養魚池で羽化したものなのか、外から入ったものなのかは分かりません。
ギンヤンマは外に出ようと、あっちこっちを飛んで、時々ネットの穴から顔を出すのですが、翅が邪魔して外に出られません。
道路脇のネットに首を出しているギンヤンマは、私が掴んでネットから出してやりました。
これまで助けたヤンマは3匹で全てメスでした。
閉じ込められているギンヤンマはメスの割合が多いようです。
オスは縄張りを作って一定場所を巡回していますが、メスは割りとフラフラ行動しています。
水辺があると寄っていくので、そんなこともメスが多い原因かも知れません。
先日ネットの上をオスがネット内のメスと連結しようと、飛びながらガチャガチャと絡もうとしていましたが、それができずに、名残惜しそうな飛び方をして去って行きました。
なぜか切ない気持ちになってしまいました。