クマゼミが何匹か木に集まっていたけど!
7月28日に見かけたクマゼミ
アブラゼミ
ツクツクボウシ
ニイニイゼミ
玄関先で見かけたクマゼミの死骸
セミの抜け殻など?
7月28日に蟹江新田の土手下の樹木に7匹位のクマゼミが集まっていました。
大きな鳴き声で鳴いている訳でなく、通り過ぎてしまいそうだったのです。
偶然その木に目をやった時見かけた感じでした。
木の根元付近にもクマゼミがとまっています。
どうして一か所にこんなに集まっているのか分かりません。
蟹江周辺では7月の下旬になるとニイニイゼミがジージーと鳴き始めます。
その後にアブラゼミが鳴き始めます。
8月初旬にはクマゼミがシャーシャーと鳴きはじめます。
団地の用水路脇のサクラの木にとまっているクマゼミが鳴き始めると、余計に夏の暑さを感じてしまいます。
8月の中旬を過ぎると、永和の雑木林ではツクツクボウシが鳴き始めます。
ミンミンゼミやヒグラシが鳴いているのを聞いたことはありません。
東北の夏とはセミが違っているのです。
小学生の頃はクマゼミは憧れのセミでした。
木の高いところに止まっていて、どうやっても捕れないセミだったのです。
今では用水路脇のサクラの木にとまっているのは、アブラゼミよりクマゼミではないかと思う程、身近でたくさん見かけるようになりました。
クマゼミは南方系のセミのようですが、北上していると聞いています。
天童付近でもクマゼミのあのシャーシャーという煩い鳴き声を聞くようになるかもしれませんね。
今回のようにクマゼミが一か所に集まるのは何故なのか、この現象はアブラゼミでも見かけています。
密集している訳ではありませんが、近くの枝や幹にバラツキながらも集まってじっとしています。
恐らくメスを巡る駆け引きが行われているのではないかと思われます。
その時も鳴いてはいませんでした。
というのは、セミのオスが鳴くのは遠方にいるメスに対して、ここにいるぞというメスへのアピールなのでしょう。
メスは基本的にじっとしていて、オスが言い寄るのを待っていると思い込んでいたのですが、鳴いているオスの近くに飛んでくるメスがいるのを見かけたことがあって、オスが鳴いていることは無駄ではないのだと思うようになりました。
今回見かけたクマゼミは、一か所に集まっていましたが、それぞれじっとしていて様子を窺っている気配でした。
中心から離れていたセミの1匹が飛び立っていっていきました。
これからメスを巡る駆け引きが起こるのかも知れないと思ったのですが、夏の盛りで立ち尽くしていると熱中症の危険があるので、その場を離れました。
数日前に自宅の玄関前にクマゼミの死骸が落ちていました。
腹に太鼓(共鳴板)がないことと、尻尾に産卵管があることからメスだと思われます。
こんなところでクマゼミの死骸をみるなんて、それほどクマゼミがこの辺りでは普通になっているようです。
(セミ科 クマゼミ属)
カモ撮りこうちゃん