ヒシの花の花弁は4枚だった!

ヒシの花

ヒシ

ミズオオバコ

オモダカ

オオカナダモ

定点観測地の飛島村三福の金魚養殖の放棄池には、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボとギンヤンマが見られます。

他にはときどきウチワヤンマやチョウトンボも見かけます。

ウチワヤンマは池の枯れ枝の天辺にとまっています。

いつか交尾態を見たいと思っていますが今のところ見かけていません。

チョウトンボは今年7匹くらい見かけたので、恒常的な生息地になれば良いなと思っています。

ただコフキトンボは毎年増えてきている感じで、もしかすると愛知県内で一番たくさん生息しているのは、ここではないかと思う程の数が生息しています。

この放棄池のうち4~5年ほど前に1つの区画にヒシが生えだしました。

当時は池のほんの一部に生えていたのです。

ところが毎年少しずつ増えてきて、今ではその区画10個位になって、しかも池全体を覆う程になってきました。

なぜこんなにヒシが少しずつでも区画を増やしていくのか見当がつきません。

春になってその葉が少し生えてきた頃は、まだ微笑ましい姿に見えます。

8月24日にはヒシの花が何か所かで咲いていました。

この白い花を見て花弁は3弁でないかと思ったのです。

というのは、水辺に生えるミズオオバコ、オモダカ、オオカナダモ(アナカリス)などはみな珍しい花弁が3枚なので、同じように白い花が咲くからには同じ3枚だと思い込んでいたのです。

実際のヒシの花の花弁は4枚なのです。

なぜそう思ったのかは分かりませんが、生える場所、白い花という共通性からの推論ではないかと思われます。

かなり現象的な共通性ですね。

ウィキペディアには「池や沼に自生する水草で、春になると前年に水底に沈んだ種子から発芽し、根をおろし茎が水中で長く伸び始め、水面に向かって伸びる。よく枝分かれして、茎から節ごとに水中根を出し、水面に葉を叢生する。~中略~ 花は両性花で、夏から秋の7~10月にかけて、葉のわきから伸びた花柄が水面に顔を出して、花柄約1センチの白い花が咲く。花は一日花(主に花は日中に開き夜に閉じる。萼(がく)、花弁、雄蕊は各4個で子房半下位。花が終わると、胚珠は2個あるが一方だけが発育し、葯3センチの種子となる。胚乳はなく、子葉の一方だけが大きくなってデンプンを畜養し食用になる。果実を横から見ると、菱形で両端に逆向きの2本の鋭いとげ(とげ。がくに由来)がある。秋に熟した果実は水底に沈んで冬を越す。」と記されています。

ヒシはアカバナ科とかミソハギ科となっていて、ミズオオバコやオモダカはトチカガミ科やオモダカ科に属していて別の系統のようです。

でもやっぱり花の数を間違えてしまうのは致し方ないよなーと思ってしまったものです。

(ミゾハギ科 ヒシ属)

カモ撮りこうちゃん