飛島村ではスズメの数は増えているように見えるけど!

枯れた紫陽花の枝にとまるスズメの群れ

柿の木(?)の枝にとまるスズメの群れ

フェイスブックを見ていたら、昔に比べてスズメの数が少なくなってきたと書かれていたものがありました。

私が調べたものでも十年前位に、それ以前のスズメの数の十分の一位に減っていると書かれていたものがありました。

その原因は、レイチェル・カーソン「沈黙の春」のように、農薬や除草剤などで鳥や昆虫類が死滅し、餌となる単子葉植物の雑草などが枯れってしまったことと、これまでの日本家屋の構造が屋根瓦からフェルト状の瓦に変わって、営巣する場所がなくなったことも関係しているのではないかと思われました。

確かに市街地では、これまで見かけていたスズメの数は、かなり減っているように思います。

また住んでいる団地でも、見かけるには見かけますが、昔ほど多くのスズメの群れではありません。

同じ市街地での経年観察をしていると、スズメの数は確かに減っていると思われます。

ところが、いつも通っている定点観測地の飛島村ではスズメの大きな群れを何か所かで見かけることができます。

この飛島村では4月末に早稲のコシヒカリを植えて、8月末に稲刈りを終えてしまいます。

そのヒコバエが秋の終わりになると二番穂をつけるのです。

秋が進むとそれをトラクターでその田んぼをひっくり返すこともありますが、そのまま春になるまで放置されている場所も結構あります。

スズメたちにとっては、その季節は冬を生き抜くための食べ物の宝庫といっても過言ではありません。

そんな環境なので、スズメの群れが多いのも頷けるのです。

夜になってどこで休んでいるのかは分かりませんが、多分電線かどこかで集団で少しているのかも知れません。

このように飛島村では、フェイスブックに乗っているようにスズメの数が減少しているというよりは、逆に数が増加しているのではないかとさえ思っているのです。

こう考えると、スズメの数の表面的な増減だけを見て、減っているとか、増えているとかを問題にする前に、スズメの生活に影響を与えているのが、人間ではないかと考えて観察してみると、人間の諸活動が、スズメの数の増減を決めている大きな要因ではないかと気がつくようになります。

いつも思うことですが、自然に生きる動物たちというと、人間とか全く関り合わない自然環境の中で生きているように思うのですが、実際は、人間の諸活動がスズメを含めて彼ら動物の行動やその数に影響を与え、制限を加えていることを認識すべきだといつも思うのです。

本当かなー。

 (スズメ目 スズメ科)