2月初旬に見かけたタンポポはヒロハタンポポかな?

ヒロハタンポポかな?

シロバナタンポポ

2月初旬に日光川や弥富市海屋の宝川や善太川の土手を歩いていて、タンポポが咲き出しているのを見かけます。

何年間も観察していると、2月に入ると見かけるようになるのです。

暑さや寒さは年によって違いますが、今年も暖冬の傾向なので、それで早いのかとも思うものの、毎年同じ時期に咲き出すので、恐らく太陽高度に合わせて芽を出し、生長して、開花しているのではないかと予想しています。

この時期に咲き出すタンポポは、すべてニホンタンポポです。

大都市の名古屋近郊の蟹江でニホンタンポポを見かけることはないと思い込んでいました。

それで最初見かけた時は吃驚しました。

セイヨウタンポポとニホンタンポポの違いは、総苞部分がそっくり返っていればセイヨウタンポポ、がっちりくっついていればニホンタンポポというように、馬鹿の一つ覚えで区別しています。

その土手のタンポポはみなニホンタンポポです。

セイヨウタンポポは、まだこの時期には咲き出していません。

この時期に咲き出す土手のニホンタンポポは、みな同じ種類のようなのです。

ニホンタンポポのうち、白い(クリーム色)の花が咲くシロバナタンポポは他のニホンタンポポと区別しやすいので、素人の私でもすぐ分かります。

でもそのシロバナタンポポは2月初旬に咲いているのを見たことがありません。

咲いているのを見かけるのは早くても3月初旬からです。

ニホンタンポポといっても咲き出す時期が違っていると思われます。

ニホンタンポポには他に、カントウタンポポ、カンサイタンポポ、ヒロハタンポポ、エゾタンポポなどがあるようです。

いつかその区別ができるようになりたいと思っているものの、その違いがよく分かりません。

総苞の部分の細かい違いをもとに最終的に区別しているらしいのです。

葉の形の違い、花の大きさや茎の太さも区別するのに使われているようですが、その細かい違いが今のところまだ分かりません。

それでも今回見かけたタンポポはヒロハタンポポではないかと思っています。

これは別名東海タンポポと呼ばれていて、蟹江周辺で見かけても不思議ではないからです。

「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)のヒロハタンポポには「葉は倒披針形で歯牙があるかまたは羽状に浅く裂ける。総苞は約1.5㌢、総苞片の先端に長い小角突起がある。花期3~5月 生育地 道ばた 分布 本(千葉~和歌山の太平洋岸)」」となっています。

2月初旬に見かけたタンポポは「総苞片の先端に長い小角突起がある」ように見えたのです。

少しずつ実物を見ながら、ヒロハタンポポ、カンサイタンポポ、カントウタンポポの違いを区別できるようになりたいと思っています。

(キク科 たんぽぽ属)

カモ撮りこうちゃん