ルリビタキの写真を初めて撮った!

枝にとまったルリビタキ

毎年1回、設楽郡峯田の寒狭川にある「オシドリに里」に写真を撮るために出かけています。

蟹江からは片道120キロの行程です。

例年は12月初旬に出かけるのですが、今年は2月初旬に出かけました。

予定では12月よりも多くのオシドリが見られるのではないかと期待していたのです。

ところがオシドリを見るブルーシートで被われた観察小屋に入ろうとしたら、休憩所にいた管理人から、先ほどクマタカが飛んできて、オシドリは避難して見られないかも知れないと話してくれました。

そんな積もり小屋に行ったら、案の定オシドリは1羽も見かけませんでした。

少し待っていると、その水辺にキセキレイがやって来て岩の上を歩いていました。

その後飛び立って対岸にいってしまいました。

それから少し経つと、カワガラスを見かけました。

小屋で監視員が、子どもたちにそのカワガラスの説明をしていました。

対岸の穴近くに巣があって、今はメスが抱卵中だと話していました。

結局はあきらめて小屋から離れ、駐車場がある広場に出ると、その縁の木にミカンや餌台が置いてあります。

昨年もヤマガラとシジュウカラがやって来て、ヒマワリの種を口に咥えて木の枝にとまり、そこで啄んでいました。

その写真を撮るのも楽しみにしていました。

そこで何枚も敏捷に飛び回るヤマガラの写真を撮っていると、そこの細い枝先に鳥がとまりました。

ヤマガラのようにすぐには飛び立たないでじっとしています。

私はその鳥の写真を何枚も連写しました。

最近目が悪くなったのか、ピントが合わなくなっているからです。

監視員の人が、子どもたちに向かって「あれはルリビタキだよ。」と話しかけていました。

フェイスブックの「鳥見サークル」や「野鳥を楽しむ」(鳥情報交換サイト)などでは、ルリビタキの投稿が度々見られます。

いつか見たい鳥だったのです。

蟹江周辺には大きな森はありません。

これまで7~8年程観察していますが、ルリビタキは見かけたことはないのです。

設楽町峯田のような山間地域では見られる鳥かも知れません。

とすれば養老山地では見られるのかも知れないと思っています。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)のルリビタキには「留鳥。繁殖期は主に亜高山帯の林、非繁殖期は平地から山地の林、樹林の比較的多い公園など。繁殖期以外は1羽で生活する。繁殖期は、特に針葉樹のある林で生活し、樹上で昆虫類、クモ類などを採食する。非繁殖期は、雌雄に関係なく縄張りをもち、その中を規則正しく動き回って樹上や地上で昆虫類や木の実などを採食する。」と記されています。

そこで撮ったルリビタキの写真を、フェイスブックに投稿しました。

「いいね」をつけてくれた人がいました。

また出会えるといいなと思っているところです。

(スズメ目 ヒタキ科)