ツチイナゴはカワラケツメイやカナムグラでの群生場所でよく見かける!
カワラケツメイの近くにいるツチイナゴ
カナムグラの葉にいるツチイナゴ
ツチイナゴのあれこれ
トノサマバッタ
イナゴのあれこれ
バッタの仲間でトノサマバッタ、イナゴなどは知っていて、この9月から10月にかけては土手や田んぼ脇でたくさん見かけます。
トノサマバッタは川の土手付近の叢で見かけます。
イナゴは田んぼ脇の農道を歩くと、そこからイナホの垂れるイネに避難していきます。
習性なのでしょうが、必ずイネの葉や茎にとまってから、茎の背後に移動して見えないように隠れます。
秋が深くなって交尾相手を探すおんぶ時期になると、畔や農道で割と逃げないイナゴを見かけます。
子孫を繋ぐ時期は危険を顧みずに行動しているようです。
トノサマバッタは川の土手を歩くと叢や土手を飛んで避難していきます。
何とか飛んでいく場面の写真を撮りたいのですが、なかなか撮れないでいます。
ところがトノサマバッタと似たクルマバッタというバッタがいるらしいのですが、その区別がつきません。
数はトノサマバッタに較べると少ないようですが、少しずつ勉強する予定です。
2年前にトノサマバッタ、イナゴとは違うツチイナゴというバッタの幼虫を初めて見かけました。
習性などは詳しく分かっていません。
藤前干潟の堤防脇のクズの葉の上で初めて見かけました。
一見するとトノサマバッタのようですが、目の下に黒い涙が垂れているような模様があるので、区別しやすいバッタです。
余り活動的な印象がありません。
ウィキペディアのツチイナゴでは「バッタ類の多くはイネ科やカヤツリグサ科の植物がまばらに生えた草原を好むが、ツチイナゴはクズやカナムグラなどの生い茂ったマント群落を中心とした草丈の高い草原に多く生息し、主に食べる植物もそれらの葉の広い植物である。あまり飛ばずに、跳ねたり歩いたりすることが多い。また日本に分布するバッタ類は卵で越冬する種類ばかりだが、ツチイナゴはライフスタイルが丁度半年分逆転しており、成虫で越冬する。成虫は10月頃から現われはじめ、冬になるとそのまま草原の枯れ草の下で越冬する。春になると再び活動し、6月頃まで成虫がみられる。他のバッタ類が成虫として活動する夏頃には、ツチイナゴはまだ幼虫である。」と記されています。
最近愛西市福原輪中で絶滅したと思っていたカワラケツメイ(マメ科)の群生地をやっと見つけました。
そこにツチイナゴの成虫と幼虫を何匹か見かけました。
また南濃町早瀬のカナムグラ(クワ科)の群生地にキタテハの写真(幼虫の食草)を撮りに行ったら、そこでもツチイナゴの成虫と幼虫を見かけました。
マント群落という訳ではないのですが、叢の上を覆ってカナムグラが群生しており、そこにキタテハが頻繁に来て交尾相手を探しているのです。
ツチイナゴの周辺の葉は穴が空いているので食べた跡だと思われます。
カワラケツメイやカナムグラなど群生している植物の周辺に生息しているようです。
この2種類の植物とはツチイナゴは親和性が高いのではないかと思っています。
(バッタ科 ツチイナゴ属)
カモ撮りこうちゃん
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