ブタクサとオオブタクサをやっと同定できた!

ブタクサ

オオブタクサ

蟹江周辺を写真・動画撮りで歩き回っていますが、名前だけ知っていて見かけていない植物が沢山あります。

ブタクサとオオブタクサもその1つです。

昔から花粉症の原因と言われているものの、見かけていませんでした。

私はスギ花粉の被害を受け、3月終わりころから5月の連休頃までの間、鼻づまりで苦しむことがありました。

連休を過ぎると症状がなくなります。

最近はテレビで花粉情報も提供されています。

好天で風の強い日は危険の注意情報が多いようです。

勤務先の同僚は一年中花粉症で悩まされていました。

スギ花粉だけでなく、ブタクサの花粉によるアレルギーとのことでした。

植物の受粉時期は季節によって違うのですが、風媒花は沢山の花粉を飛ばして、遠くの雌しべに受粉する仕組みを持っています。

ブタクサもそんな風媒花の1つです。

歩き回っている地域にブタクサやオオブタクサがあるに違いないと思って注意するようになりました。

愛西市福原輪中の船頭平公園の叢でブタクサを見かけました。

葉っぱは一見するとニンジンの葉のような感じです。

オオブタクサらしい植物は日光川と佐屋川の間の土手で見かけました。

蟹江周辺ではセイタカアワダチソウのようにいたるところで繁茂している訳ではなさそうです。

だんだんと増えてくるのかも知れませんね。

BOTANICAのブタクサには「明治初期以前に日本へ侵入し、昭和初期ごろから日本全土に分布してきました。現在では、北海道~沖縄まで生息しているのを確認できます。ほかの植物の生育を抑えるアレロパシー作用があるため、空き地や河川敷などで群生している姿を見かけられます。生息場所は、窒素分の多い酸性土壌を好みますが、適応性が高く山地や畑地、樹園地など範囲が広いです。ブタクサは風で花粉を飛ばして受粉する風媒花です。花期7~9月に大量の花粉を飛ばすため、アレルギーの原因になっています。1個体あたりから3万~6万個の種子ができ、その寿命は40年以上と大変長いです。種子は雨や人、鳥などによって広範囲に運ばれます。」と記されています。

オオブタクサは「北アメリカ原産の植物で、日本には1952年に侵入してきたことが記録されています。現在では、南アメリカ、ヨーロッパ、アジアと世界各国へ帰化植物として分布しているのです。~中略~ オオブタクサの開花時期は秋頃です。これが秋に起こる花粉症の原因として問題になっています。~中略~ 群生した集団から大量の花粉が飛び散り、スギ花粉症の症状に加えて喉や口の周りのかゆみを引き起こします。アメリカでは、4人に1人がオオブタクサの花粉に悩まされており、国をあげてアレルギー源であるオオブタクサの根絶に取り組んでいます。」と記されています。

増えてくると難敵な植物のようです。

これからも観察していこうと考えています。

 (キク科 ブタクサ属)