見かけたのは本当にコマツナギかな?

天童で見かけた園芸種のコマツナギかな?

日光川の土手で見かけたコマツナギ

春に見かけるマメ科の植物にはカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ、ゲンゲ(レンゲソウ)などがあります。

シロツメグサ(クローバー)は一年中見かけます。

春から夏にかけてはハリエンジュ、コメツブツメクサ、ミヤコグサ、フジ、ツルマメ、クサフジなどが見られます。

夏になるとクサネム、ヤハズソウ、メドハギ、カワラケツメイなどを見かけるようになります。

秋になるとハギなどが咲きはじめます。

春から夏にかけて、畑ではエンドウ、インゲン、スナップエンドウ、ラッカセイ、エダマメなどが植えられています。

一年を通してマメ科の植物が多いことが分かります。

でも長く歩いていて、たまにしか見かけないマメ科の植物にコマツナギがあります。

これまで宝川の土手、日光川の土手でしか見かけていません。

それも本当にコマツナギかなという感じです。

私の思っていた雰囲気よりは華やかな感じがするからです。

もしかすると外来種かなと思っています。

同じマメ科でもカワラケツメイはこの尾張地方ではほとんど見かけませんが、コマツナギはそれよりはやや多く見かける程度でしょうか。

「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)には「野原や土手、道ばたなどの日当たりがよい乾いたところに生える。全体が草のように見える小低木で、高さ60~90㌢になる。葉は4~5対の小葉を持つ羽状複葉で互生する。葉のわきから総状花序をだし、紅紫色で長さ約5㍉の蝶形の花を多数つける。和名は駒つなぎで、馬を繋げるほど茎が丈夫なことに由来する。花期 7~9月 生育地 野原 分布 本、四、九」となっています。

木の仲間だと知ってとても驚きました。そこで「日本の樹木」(林弥栄編 山と溪谷社)では落葉小低木と記載されていました。

私の実感からすると納得できない感じがしてなりません。

ウィキペデイアのコマツナギには「和名は『駒繋ぎ』という意味で、茎が丈夫で馬をつなぎとめることができるという説や、葉が馬の好物であり、馬がこの木から離れなくなるとする説もある。コマツナギは灌木であり、馬をつなぎとめておけるほど幹が頑丈でないことから、後者の説が有力だと考えられている。」と記されています。

木だとすれば年輪があって同じ所から毎年芽が出るはずです。

来年にも同じ場所に生えるどうか確かめたいと思っています。

本当に木の仲間のコマツナギなのでしょうかね。

(マメ目 マメ科 コマツナギ属 )落葉小低木

カモ撮りこうちゃん