西尾張の春に見られるマメ科植物
シロツメクサ(クローバー)
ゲンゲ(レンゲソウ)
カラスノエンドウ
スズメノエンドウ
カスマグサ
ミヤコグサ
春になって蟹江周辺で見られるマメ科の植物にはゲンゲ(レンゲソウ)、シロツメクサ(クローバー)、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサやミヤコグサがあります。
ゲンゲは休耕地に秋に種を蒔いて、窒素肥料を固定させて肥料の窒素、リン酸、カリウムの窒素分を補填するために植えていると思われます。
野草とは言えないかもしれませんが、畑のエンドウ豆のように作付けしていないので、一応野草の仲間に入れておきます。
昔はそこかしこでゲンゲ畑を見かけたものですが、化学肥料が優勢になって一時は減っていたものの、最近では少しずつまた増えてきているようです。
葉のつき方は羽状複葉です。
シロツメクサ(クローバー)はマメ科で、花柄の天辺にたくさん咲いている白い花は蝶花で豆ができます。
ほとんどの人は、クローバーがマメ科だと知らないで、ただ小さい時に遊んだ首飾りやティアラを作ったことだけを覚えていて、マメ科だという認識は殆どないようです。
葉のつき方は3枚葉です。
だから4つ葉のクローバーは価値があるのですね。
4月半ばにはカラスノエンドウが真っ盛りで、薄赤紫の蝶花を咲かせます。
私にはアブラムシーテントウムシやテントウムシの幼虫と連想させてしまいます。
たくさんついたアブラムシを狙って、テントウムシやガメラのような幼虫が餌として取り付いている場面を想い出すからです。
カラスノエンドウよりは小さいマメ科のスズメエンドウやカスマグサもこの時期に咲いています。
よく見ないと花が咲いていることさえ分からないほど小さい花を咲かせます。
カラスノエンドウとスズメノエンドウはその大きさの違いから使い分けられているようです。
似たものにカラスウリとスズメウリもあります。
やはり大きさが違うのです。
カスマグサはスズメノエンドウと同じように小さいマメ科の植物ですが、薄紫色の可愛い花を咲かせます。
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサはマメ科で羽状複葉の葉を持っています。
先日も木曽川の土手でミヤコグサがたくさん黄色い花を咲かせているのを見かけました。
葉の出方は3枚(3複葉)です。
私のイメージでは東北ではミヤコグサは6月頃咲くと思っていたのに、この辺りでは4月中旬に見かけたのです。
驚きました。
2020.11.30づけのblog「ミヤコグサで想い出されること」で書きましたが、幼児でも演繹的推論や帰納的推論が十分できる例として、ミヤコグサに関するエピソードが挙げました。
蟹江周辺の春にはこんなマメ科の花を見かけています。
皆さんも散歩で歩くとき、道ばたのスズメノエンドウやカスマグサを是非探して見てください。
きっと見かけると思いますよー。
(マメ科)
カモ撮りこうちゃん