ミツバアケビの新芽をお浸しにして食べてみた!

ミツバアケビの新芽

①水で洗う

②1~2分茹でる

③ザルにあげて水を取る

④冷水で晒す 今回は24時間

⑤鰹節を乗せてポン酢をかける

⑤味噌和えにする

天童に住む知人からミツバアケビの新芽をたくさん送ってもらいました。

昔からアケビの芽は山菜として食べてきたことは知っていて、一度だけ春の野草をテンプラにするときに食べたことがありました。

タンポポやヨモギなどに比べて美味しかったという印象はなかったのです。

天童の知人はミツバアケビを貰って、熱湯で灰汁抜きして食べたようですが、お茶の葉を食べたような感じだったと話していました。

多分灰汁が残っていたのでしょう。

水に晒す時間を多くすれば、渋みも取れるのではないかと思いました。

私も届いたミツバアケビの葉を齧ってみたら、少し苦味を感じいつまでも舌に残っていました。

アケビにはアケビとミツバアケビがあります。

蟹江周辺ではアケビしか今のところ見かけません。

天童にいた頃撮った写真にはミツバアケビの写真が何枚もありました。

そのアケビについては、2022.7.20づけのblog「アケビにはアケビとミツバアケビがあることを知った」で、葉の数や花の色が違うことを書きました。

知人から送ったと連絡があった時、送られてくるアケビはミツバアケビだろうなと予想していました。

「四季の山野草」(畠山陽一 三興出版)にはミツバアケビを料理するようになっていたからです。

なぜアケビでないのか不思議に思っているのですが、送られてきたのもミツバアケビだったのです。

どちらも分布図では同じになっていますが、ミツバアケビは東北に多いのかも知れませんね。

この本にはミツバアケビの食べ方として「木の芽と呼ばれる新芽を摘み、塩一つまみを入れてゆでて水にさらして苦味を抜いてから調理する。おひたし、あえ物、煮びたし、油炒め。」となっています。

そこで次のような手順で調理しました。

①ミツバアケビを水洗いし網のザルで水を切ってから、塩を入れた煮たぎった熱湯の鍋で茹でる。一度煮たぎった状態がなくなり、もう一度煮たぎったら火を止める。その時間は1~2分位だった。ワラビを茹でるのと同じ要領でやってみた。

②茹で上がったミツバアケビを水道を出しっぱなしにして晒してから、水を張った鍋に入れて置いた。ときどき水を入れ替えた。水に晒した時間はほぼ24時間ほどだった。

③その後、食べる際に1つはお浸しにした。上に鰹節を乗せポン酢をかけた。もう1つは市販の味噌和え用の八丁味噌で和えたものにした。

食べる段になって、葉がしなっとなって茎がたくさん並んだ状態になりましたが、お浸しの味は苦味はなく美味しく食べられました。

八丁味噌の和え物もそれなりの美味しさになっていました。

どちらも美味しかったのですが、鰹節を乗せたお浸しの方が山菜を食べるという意味で美味しいと思いました。

良い経験ができたと喜んでいます。

(アケビ科 アケビ属) 落葉ツル性

カモ撮りこうちゃん