ズグロカモメを飛島村で見かけた
飛島村で見かけたズグロカメモ
魚を捕ったユリカモメ
4月中旬に見かけたユリカモメ
これまでカモメの仲間はどれがどれだが分からないままでいます。
大きいカモメも見かけますが、割りと小型の群れ行動しているカモメが目につきます。
日光川や善田川で見かける小さいカモメはユリカモメではないかと推測しています。
嘴が赤っぽいので単純にそう思い込んでいるのです。
2021.1.13づけのblog「あのミヤコドリはユリカモメのことらしい」では、伊勢物語の「九段の東下り」に「都鳥」が出てきますが、それがユリカモメのことらしいと述べました。
実際には別にミヤコドリという鳥がいます。
数日前(1月20~24日)に飛島村三福の金魚養殖池跡の上空を1羽のカモメが飛んでいました。
羽も細く飛び方もコアジサシの飛び方によく似ています。
てっきりコアジサシかと思いましたが、顔の眼の後ろに黒い薄い斑点があります。
ユリカモメにもそうした斑点があるのでカモメに違いないと判断しました。
でも嘴が黒っぽくやや短い感じです。
最近購入した「日本のカモメ 識別図鑑」(氏原巨雄 道昭 誠文堂新光社)で調べてみると、ズグロカモメの可能性がありそうです。
フェイスブックの「鳥見サークル」(鳥の情報交換サイト)に投稿して、カモメをよく知っている人の意見を貰おうと思いました。
「古い金魚養殖池の上をカモメが飛んでいるのを2日に亘って見かけました。同じ個体だと思われます。一見するとアジサシのような飛び方です。ユリカモメかと思いましたが、嘴が黒いなどからズグロカモメだと思うのですが、いかがでしょうか。降りている姿は見かけておらず、体の様子は分かりません。」と投稿すると、「まさにズグロカモメですね。1枚目から第1回冬羽に見えます。」と応えてくれました。
そこで私が「ズグロカモメで良いのですね。まだ幼鳥ということなんですね。」と応えました。
別の人が「最初3枚はズグロカモメ若鳥、そのあとのはズグロカモメの成鳥ですね。嘴だけでなく、初列風切裏面の黒い部分の境界がはっきりしていることがユリカモメとの違いです。尾羽の先が黒いのが若鳥というのは他のカモメ類と同じです。」と指摘してくれました。
そこで私が「2日に亘って撮った写真は別個体なんですね。指摘された識別がまだできないので、少しずつ学んでいきたいと思っています。こんな小さい違いで判定できることにビックリです。」と応えました。
私が見かけたカモメはズグロカモメには違いなかったのですが、飛翔中の羽や黒い模様の様子で幼鳥であること、しかも1年目かどうかを判断できる人たちがいることに驚いてしまいました。
そんな域にいつか到達したいものだと思っています。(掲載した動画は、ユリカモメとズグロカモメが明確になっていないときのものです。ご了承ください、)
(チドリ目 カモメ科)