山形はソバ天国だと離れてみると強く思う!

山竹の天セイロ

大久保の板ソバ

東根森久のテンプラとソバ

ソバ畑

ソバの花

実をつけ始めたソバ

小さい頃名古屋で育ったので、ウドンもソバも共に食べていました。

どちらが多いかというとウドンだったように思います。

中でもシノダウドンは白い汁にアブラゲとネギが乗っていて上品なウドンでした。

当然キシメンも食べましたが、美味しいとは感じませんでした。

一番美味しいキシメンは名古屋駅ホームのキシメンコーナーのものだと思います。

他の地方の人には、薄口の味なので慣れるまで少し時間がかかると思います。

山形県に住むようになって本当のソバの味を知るようになりました。

板ソバは初めて食べたのですが、最初は手ごわい感じで全部食べ切れませんでした。

四角く囲まれた板の台の上に太いソバが乗っているのです。

どこのソバも美味しいのですが、私は舞鶴山の登り口にある大久保の板ソバが好きです。

山形名物のゲソ天を添えて食べる板ソバは絶品です。

それを1000円前後で食べられます。田舎ソバという感じです。

もう1つは羽州街道沿いの山竹です。洗練されたソバで高松宮(?)が以前寄ったといわれています。

女性の知人が天童に来たときはここに連れてきます。

天セイロのテナガエビのカラっと上がったテンプラは絶品で、ソバは職人技の茹で方と冷やし方が素晴らしく、その舌触りが絶妙です。

この2つが山形ソバの代表だとさえ思っていました。

3年振りに天童に出かけたとき、知人たちと大久保に出かけたらあいにく休業日だったのです。

そこで知人が東根にあるソバ屋に行こうと提案してくれました。

そこまで30分位かかりました。

サクランボ東根駅から仙台に向かう国道48号線に通じる県道沿いの大森山公園近くのソバ屋に案内されました。

お昼を過ぎていましたが大勢の人が待っていました。

石臼十割そばの「森久」でした。

そこは注文すると天ぷらや漬物が自分の好きなだけ取れるようになっています。

キャベツやダイコンの漬物、カボチャ、エリンギ、オオバ、タマネギ、ナスなど取り放題です。

ただしゲソテンは別に頼むようです。

ソバもちょうど新ソバだったので、とても美味しかったのです。

これほどおおらかな商売をしているソバ屋は初めてです。

仙台からもお客が来ているようで、かなり有名なソバ屋のようです。

数日後写真撮りの帰りに、知人の子どもたちも一緒にまた「森久」に寄りました。

天童の「大久保」や「山竹」も美味しいのですが、ソバをたらふく食べたいときにはここは最適な場所だと感じました。

いつ訪問できるか分かりませんが、また是非寄りたいと思っています。

山形県は農業県で果樹王国ともいわれています。

サクランボ、ラフランス、モモなどの本当の味を知ると、スーパーで売っているものはとても買えなくなります。

それはソバも同様です。

皆さんもいつか山形ソバを是非賞味してほしいと思っています。

(タデ科 ソバ属) 

カモ撮りこうちゃん