カラスは雑食性だとわかっているけど!
カキの実を啄むカラス
ミカンの実を啄むカラス
トビの獲物を横取りしようと窺うカラス
蟹江周辺にはカラス(ハシボソカラス)がたくさん住んでいます。
これほど多くのカラスを見ると怖く感じるときさえあります。
数を減らせないかと思うのですが、鳥獣保護法によって、そう簡単には間引くことはできなさそうです。
害獣のヌートリアさえ狩猟期間外では捕獲できないと聞いています。
カラスの場合も同じだと思われます。
カラスが増えてきたのは人間社会の在り方と関わっており、自然発生的な増加でないのです。
そうした要因を考慮して適正数を維持する方法を考えなければならない時期に来ているのではないでしょうか。
カラスはいうまでも雑食で、何でも食べます。
団地や市街地では集められたゴミ集積場の食べ散らかしている光景が、たびたびテレビで放映されています。
写真撮りをしていると、トビが捕ったコイをカラスが横取りする場面をよく見かけます。
同じカラスや他の種類の鳥などが捕った獲物を横取りすることが、効率的に餌を得る方法になっているようです。
やはり知能が高い動物だからでしょうね。
愛西市善田川大井橋の土手付近で、たくさんのカラスがカキの実を啄んでいるのを見かけました。
どの鳥にとってもカキの実はご馳走です。
カキの実に集まるのはスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、カラスやメジロなどです。
でもカラスがカキの実を啄みに来ているときは他の鳥たちはほとんど近づきません。
カキの実も木によって熟れてくる時期が違います。
そこで熟れてくる時期に従って木を移動していきます。
カキの実は結局12月中旬を過ぎると食べ尽されてしまいます。
善田川の他の場所でミカンの実を啄んでいるカラスを見かけました。
ヒヨドリはよく啄んでいるのを見かけていますが、カラスが啄んでいるのを見たのは初めてです。
カラスはミカンも啄むんだなぁと思ったものです。この蟹江周辺ではミカンが庭や畑に植えられています。
小さい頃にはナツミカンが中心だったのですが、今ではキンカン、甘夏、ナツミカンなど幾多の種類が植えられているようですが、ミカンの区別はついていません。
畑で1羽のカラスが何かを啄んでいると、他のカラスが横取りしようとやって来ました。
それをなんとか守ったカラスが啄むのに挑戦していたのは手袋でした。
遊んでいるのか本気なのか分かりませんが、その手袋は赤い部分があって美味しそうだったのかも知れません。
カラスって利口なのか馬鹿なのか分からなくなってしまいました。
このようにカラスは昆虫、穀類、果樹、魚のほかに総菜類など何でも食べて生きているようです。
数が減るわけがないなと思ってしまいました。
(スズメ目 カラス科)
カモ撮りこうちゃん