ヤマノイモのムカゴを発芽させてみた!

高瀬で見かけたヤマノイモのムカゴ

ムカゴと実

発芽したムカゴ

移植したヤマノイモのムカゴ

右まきのヤマノイモ

先日山形の旅では、知人に山形市高瀬の奥羽山脈の西麓の畑付近に連れて行ってもらいました。

山沿いの東側は雑木林になっています。

その山道を歩いていくと脇にヤマノイモが枯れて、そのツルにたくさんのムカゴがたくさんついていました。

それを採ろうと触るとポロリと地面に落ちてしまいます。

それをたくさん採りました。

蟹江周辺でもヤマノイモとムカゴを見かけますが、山形ほどではありません。

山形では自然に人の手がまだ入っていないからだと思われます。

このムカゴをムカゴご飯にすると絶品です。

ヤマノイモのムカゴはサツマイモのような舌触りで甘さはないものの、それでも美味しいと思います。

知人から「このヤマノイモの根を掘ると自然薯が採れるのですか。」と尋ねられました。

「そうです。でもなかなか掘り起こせないようです。」と応えました。

ずいぶん前に宮城県丸森町大内の道の駅で2000円近くの自然薯を買って、おろし器でおろして生卵を入れ、醤油をかけて食べてみました。

でも余りに濃すぎて粘りが強く食べられませんでした。

それ以来、自然薯は思ったほど美味しくないと思い込んでしまっていました。

ナガイモの方が美味しいと思ったのです。

後にこの自然薯にだし汁を入れて薄めてご飯にかけて食べることを知りました。

それを知ってから食べていませんが、いつかまた挑戦したいと思っています。

昨年採ったムカゴを発芽させてみようと思い、6月に机に皿を置いて、ティッシュペーパーを敷いて水を入れておきました。

ムカゴは親と同じ遺伝子を持っています。

自家受粉と同じです。

ヤマノイモは別に花を咲かせて種を作る他家受粉も行います。

このように環境の変化に対応しながら、2つの戦略で子孫を残そうとしています。

皿のムカゴは割と早い時期に発芽をし始めました。

最初の背丈は低かったのですが、だんだんと伸びて、かなりの高さになってきました。

すると机の周りのものに絡みつこうとするようになりました。

その運動はかなり遅いので実感できませんが、ロウスピードカメラ(?)なら、その動きを鮮明に分かるだろうと思います。

かなり背が高くなったので、庭のプランターに何か所か植え替えました。

するとプランターに突っ込んだ竹の棒に絡みつきながら上の方に伸びていきました。

いつも思うのですが、絡みつきながら伸びていくのが右巻きなのか左巻きなのか迷ってしまいます。

2021.10.5づけの「マメ科のツルマメの巻き方の左右はどうしたら分かるの?」をご覧ください。

プランターのヤマノイモは、秋になってムカゴをつけたものや、つけなかったものがありました。

なぜそうなるのか今のところ分かっていません。

(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属)

カモ撮りこうちゃん