キマダラカメムシが交尾していた
キマダラカメムシ
キマダラカメムシの交尾
カメムシのいろいろ
蟹江周辺ではイネの出穂時にカメムシを多数見かけます。
イネ科の植物が狙われるようで、エノコログサ(ネコジャラシ)の穂にもついていました。
そのカメムシは細身のクモヘリカメムシでした。
農家の人と話したとき、出穂したイネの柔らかい穂の汁を吸ってしまうのだそうです。
その時期になるとたくさんの種類のカメムシを見かけます。
私が驚いたのは、カメムシの仲間にセミ、ヨコバイやアメンボなどが入っていることです。
セミやヨコバイは樹液、草液や穂の実の液を吸うのに、アメンボは肉食です。
同じ仲間のタガメ、ミズカマキリやマツモムシも肉食で、カメムシの仲間の食性は一様ではないようです。
昨年の夏、永和の沼にあるナンキンハゼの幹に、カメムシを見かけました。
幹の色と同じ灰色なのでよく見ないと分かりません。
写真を撮って調べてみると、キマダラカメムシと分かりました。
今年になって永和の雑木林のアカメガシワの幹で、このキマダラカメムシが交尾していました。
動画を撮りましたが、画面がぼやけてしまいました。
その直前にホームビデオを道に落として修理に出していたのですが、戻ってきたときに撮影の設定をしたのを間違っていたようなのです。
動画をYouTubeに掲載するためMP4形式にはしたのですが、精度を高く設定してなかったのです。
とても残念でがっかりしていたのです。
数日前に、前年度に見かけたナンキンハゼの幹を注意深く見ていたら、交尾しているキマダラカメムシを見かけました。
今度は写真と動画を撮れました。
動画は何とか見られるようなものになりました。
ウィキペディアには「成虫の体長は20~23㎜。国内に生息するカメムシ亜科最大種である。体格に性差は殆どない。~中略~ 分布は日本(九州・沖縄本島・石垣島)、台湾、中国、東洋区。ただし後述のように日本での分布域は広がりつつある。食性はサクラ、カキノキ、フジ、ニセアカシア、クワ、エノキ、ウメが確認され、カキに関してはその果実(渋柿)からも盛んに吸汁し、またリンゴの果実も飼育下で代用食となる。生活環境は、市街地、都市部の街路樹、庭木などで普通に見られ、食草も広範にわたる。幼虫、成虫ともに4~11月に出現、活動する。産卵場所となる樹木はソメイヨシノ、シダレザクラが知られている。成虫で越冬する。~中略~ 本種は台湾から東南アジアを原産地とする外来生物である。~中略~ 愛知県では2011年に最初に発見され、2016年の段階で名古屋市の街路樹のハナミズキで多数観察されるようになった。」と記されています。
愛知県では最近になって確認されているようです。
温暖化によるのか定かでありませんが、外来の動植物が日本にいたるところに入り込んできている1つの例になるでしょうね。
(カメムシ目 カメムシ科 カメムシ亜科)
カモ撮りこうちゃん