タニシがたくさん見られる飛島村三福
蟹江周辺の用水路で魚捕りをすると、タニシもときどき入ってきます。
タニシは馴染みのある淡水貝です。
昔はそれを味噌汁の具にしていたと聞いていますが、本当だったのかどうかは分かりません。
最近は田んぼでジャンボタニシを見かけることが多くなりました。
ジャンボタニシを見かけるというよりは、ピンクの卵の塊を、用水路の壁やイネの茎にくっついているのを見かけるのです。
これほど多くの産卵数を見ると、親であるジャンボタニシは相当数いると推測されます。
2021.6.20づけのblogで「ジャンボタニシはタニシと同じ仲間なの?」に書きましたが、タニシは卵胎生で稚貝を直接産むので、卵は産まないのです。
タニシは飛島村三福周辺では、それこそ大量に発生しています。
田んぼのなかでも、金魚養殖池の中でも発生しているようです。
金魚養殖池は同じ池をいつも使い続ける訳でなく、金魚の成長に合わせて場所を変えていくようです。
金魚が病気にならないようにする配慮かも知れません。
養殖池として使うことを放棄していると思われる池も存在し、ホタルイやヒシなどの抽水植物や水草などが増えています。
私からするとトンボの繁殖には最適な環境で、この状態が続けば良いなと思っているほどです。
そんな管理されていない池がそこら中にあるので、タニシは餌である水草など大量にあり、生息に最適な環境だと思われます。
そんな養殖池の周りの道路の端には、そのタニシを駆除して捨ててある場所が何か所かあります。
タニシは何か月も経つと殻が茶色から白く変色してきます。
なかなか綺麗な貝殻になります。
殻は潰すと壊れやすいようですが、子供たちの工作に使えるのではないかと思われます。
それをメルカリで売れないかと妹に話したら、とても売れないと一蹴されてしまいました。
でも私は売れるのでないかと今でも思っています。
このようにタニシの生息に適した環境が飛島村三福周辺にはあるので、タニシが大量に発生していると思われます。
先日その養殖池でジャンボタニシを見かけました。
年数が経つと、繁殖力が強いジャンボタニシに代わってしまう可能性もありますね。
このように見えない繁殖を巡る闘いが、自然界の中にはあるようです。
今後の経緯を見ていきたいと考えています。
(タニシ 原始紐舌目 タニシ科の巻貝)(ジャンボタニシ リンゴカイ科 リンゴカイ属)
カモ撮りこうちゃん