ひょうきんに見えてしまうアマサギの行動 その2

数日前に飛島村服岡の道路を走っていたら、ムギの刈り取りを終わった畑で耕運機が土起こしをしていました。

大々的な土起こしというよりは地面の表面の土を軽く起こしている感じに見えました。

刈り取られた麦の株はまだ残っています。

その耕運機の後ろをサギがたくさんついていきます。

見た瞬間にアマサギではないかと思いました。

アマサギは夏鳥で、南からやって来ます。

そして秋になると集団になって南に帰っていきます。

南のどこかは分かりません。

西日本なのか九州なのか、それとも東南アジアなのか分かりませんが、冬にはいなくなります。

春にやって来ると蟹江のサギのコロニーで営巣・産卵・育雛しているのを見かけるので、アマサギの故郷は蟹江なのかも知れませんね。

秋になる前の7月の下旬にこれほどの数のまとまったアマサギを飛島村で見かけたことに驚きました。

ときどきアマサギを見かけますが数羽程度です。

この時期に20羽以上の群れを見かけるのは珍しいと思います。

耕運機で土起こしすると餌になる昆虫、その幼虫やミミズが出てくることを知っているのでしょう。

普通はカラスも来るのですが、今回は来ていませんでした。

群れの中にチュウサギだと思われるサギも2羽混じっていましたが、アマサギのような行動はとっていませんでした。

アマサギたちは、耕運機についていきます。

あるものは飛んできて耕運機の傍に降ります。

歩いたり餌のとっている姿を見ると、本当にひょうきんものだと思ってしまいます。

2022.9.15づけのblogでサギ類の中でもアマサギが特異な存在かもしれないと書きました。

コサギ、チュウサギやダイサギはひょうきんものの印象は受けません。

なぜなんでしょうね。

アマサギの歩き方やその仕草がとても面白いのです。

人間的な感じさえします。

アメリカの鳥のキャラクターのロードランナーを思い浮かべてしまいました。

アマサギは同じサギの中でも知能が高いのではないかとやっぱり思ってしまいます。

とにかく動画を見ていただいてそのことを確かめていただければ幸いです。

本当かなー。

(ペリカン目 サギ科)

カモ撮りこうちゃん