定点観測地を回る楽しさとその効用

連日動植物の写真を撮りに出かけていますが、行き当たりばったりではなく何年かのうちにだんだん決まった定点観測地ができました。

定点観測地を歩いていると、季節の変化を感じ取ることができ、その季節に合わせた動植物に出会えます。

このHPのカテゴリーに定点観測地を掲載する項目がないので、便宜的に上述の項目に入れておきます。

私が出かけている場所は、永和駅周辺の沼や雑木林、善田川の新大井橋周辺の土手、日光川ウォーターパーク、日光川と善田川の河口、日光川の中流域、清州市の五条川、名古屋の藤前干潟、弥富市の宝川、こどもの国、三ツ又池公園、海津市森下の沼、南濃町早瀬の沼や用水路、ハリヨ公園、愛西市福原輪中の長良川の土手と叢などです。

季節によって見られる動植物があるので、その時は連日同じ場所に出かけます。

常々思うのは「出会いは一期一会」だと思い写真を撮っていることです。

明日も来ようと思って次の日に行くと、もう対象となる動物は全く見かけないことが多々あるのです。

先日福原輪中の長良川河畔でコムラサキ(チョウ)の写真を撮りました。

前年に見かけていたので、同じ時期にまたいるだろうと思っていました。

快晴の日の夕方で、何匹かのコムラサキが縄張り争いを激しくしていました。

その写真を撮りましたが良い写真が撮れずに、薄曇りの翌日にまた出かけたものの全く見かけませんでした。

1匹もいないのです。

そんな経験をこれまで何度かしているので、撮れるときはがむしゃらに粘って撮るようになりました。

5月の大雨の翌日にはヘラブナ、コイやナマズが用水路を伝って、田んぼや浅瀬に産卵のためにやって来ます。

ナマズは産卵のために永和駅の関西線沿いの小さい用水路から入り込んできます。

大雨の翌日に出かけると産卵風景が今年も見られました。

水が濁り動きが速いため良い写真や動画は撮れません。

でも粘って何枚か撮りました。

そこで翌日も産卵しているだろうと出掛けたら、1匹もおらずいつもの静かな用水路になっていました。

こうした経験が何回もあって、「出会った時が勝負の時」と心しています。

ところがそうした定点観測地は、他の人たちが別の目的で利用しています。

先日長良川河畔でコムラサキの写真と動画を撮っていたときに、近くでルアーフィッシングをしている人がいました。

ブラックバスを狙っているようです。

また長良川では日曜日だったせいもあって、水上スキーや水上バイクをしている人もいました。

それの教室か営業だったように思われます。

色々な目的で長良川に来ているようです。

私にとって、定点観測地を回って写真や動画を撮っていると、新しい出会いや発見があるのでそのことがとても楽しく、動機づけになっていると思っています。

カモ撮りこうちゃん