ツバメが除草作業中のトラクターに集まって来た!
蟹江周辺では3月中旬を過ぎると、川の土手などで飛び交うツバメを見かけるようになります。
こんな早い時期に来るんだなぁと思いながら眺めています。
昔は軒下や家屋内で営巣・育雛しているのをよく見かけたものです。
最近は街中でそうした光景を見ることが少なくなりました。
その原因には家屋の構造が変わって、ツバメが軒下や屋内に出入りできなくなったことや、巣の材料である田んぼの泥の調達が難しくなったこともあると
思われます。
蟹江周辺では田んぼがまだあり昔ながらの家屋もあるので、それで多くのツバメがまだ見られるのではないかと思われます。
「立田道の駅」のトイレ内やアーケードの梁では営巣している光景を見かけます。
付近の田んぼでツバメが泥を咥えている場面も見かけました。
善田川脇では、物置小屋の窓が年中開けられていて、ツバメが出入りしている光景を何年間も見かけています。
永和の雑木林付近でもツバメをたくさん見かけますが、民家の軒先で営巣している感じがしません。
雑木林の一角に巣があると思われますが、まだ確認していません。
ツバメは飛翔速度が速いためか、人を恐れている様子が見られません。
畔に立っている私のすぐ脇をさっと飛んでいきます。
あざ笑うような感じさえします。
永和の雑木林や田んぼを歩くうち、ツバメのいろいろな様子を観察できています。
強い北風の時には、雑木林の南側付近を何度も飛び交います。
雑木林が壁になって無風状態になっていて、餌となる昆虫を捕り易いことを知っての行動だと思われます。
天気が良く無風の時には、雑木林の上の方を飛び交っています。
そこに昆虫がいるからでしょう。
また気温が高く、アメンボが沼や田んぼの水面にいるときには水面近くを飛翔しながら捕まえます。
水と一緒にアメンボを捕まえるので、その後飛翔しながら水を吐き出します。
顔を上にあげて吐き出すのです。
なかなかの妙技です。
永和の田んぼ脇の畔で、大型のトラクターが除草用の機械をつけて除草し出しました。
すると多くのツバメが飛翔しながら集まりだしました。
除草の際に飛び出る昆虫を狙ってのことでしょうか。
状況判断ができて賢いことが分かります。
その後はアマサギがきてトラクターの後ろに纏わりつきだしました。
天気の良し悪しで餌となる昆虫がどこにいるかを的確に見定めて行動しているようです。
前日の好天時には雑木林の上空でしたが、翌日の薄曇りのときには、田んぼの上を何回も飛翔していました。
餌になる昆虫が天気によっている場所が違うからでしょうね。
先日書いたコシアキトンボの若い成虫を一瞬で捉えたように、トンボを捕らえる場面を何回も見ています。
それでもトラクターの除草作業に集まる場面を見たのは初めてでした。
とても驚きました。
(スズメ目 ツバメ科)
カモ撮りこうちゃん