ナマズの稚魚を捕ったぞ!

永和の用水路で捕った魚たち

先日質問コーナーに、Sさん(女性)から「蟹江周辺でナマズの稚魚が捕れる場所がありますか?」という質問を受けました。

5歳になるお子さんと庭の池や水槽で捕ってきた川魚を育てているというのです。

その女性は豊明市育ちで、小さいときから田んぼや用水路また近くの境川で魚を捕った経験の持ち主のようでした。

その後のメールのやりとりで、ナマズは見たことがあっても実際に捕ったことはなく、憧れの魚に入るとのことでした。

私は質問に答えて「私も年に数匹しか捕れていません。6月半ばから8月初旬までの間で、それも偶然に捕れている状況です。私の場合には永和駅近くの用水路で何回か捕っています。」と回答しました。

するとSさんは、その情報を手掛かりに永和駅付近の用水路に出かけて、たも網で探ったようでした。

そしてナマズの稚魚を捕ったのです。

メールには1.5~2センチほどの稚魚だと書いてありました。

私が捕った経験のある地域の用水路でした。

私はこの時期(6月1日)には用水路がコブナが孵ってまもないはずなので、ナマズが捕れるとは考えていなかったのです。

Sさんが捕ったのなら、ナマズの稚魚が捕れるかも知れないと思って、たも網と四手網を持って永和駅周辺の用水路を探ってみました。

毎年モツゴとタイリクバラタナゴが捕れる用水路で、たくさんのモツゴと数匹のタイリクバラタナゴが捕れました。

タイリクバラタナゴの1匹は婚姻色になっていました。

家に帰って動画を撮る段になると、その婚姻色が薄くなってしまいました。

かなり短時間に婚姻色が薄くなるようで、そのことに驚きました。

その後他の用水路で探っているとドジョウの稚魚がたくさん捕れました。

全国的にはドジョウは絶滅危惧種に属している県があるのに、この周辺では多く見かけます。

ドジョウは春先にサギたちの絶好の餌となっていて、サギたちの数を支える重要な要因になっていると考えられます。

ナマズには出会わずに四手網を仕掛けていました。

これが潮時で終わろうと思ったときに、偶然ナマズの稚魚が入ってきました。

捕れたぞーと叫んでしまいました。

たも網でナマズの稚魚を捕ったSさんは、なかなか魚捕りに長けていると思われます。

私と同じような遊びをしてきた人がいることにほっとしたものです。

そこで捕ってきたナマズの稚魚を他の魚と一緒に動画にしてYouTubeに掲載しました。

YouTubeには、東南アジアのナマズ類の動画がたくさん掲載されています。

それらを見ると、ナマズは南方系の魚ではないかと思うようになりました。

それにしても動物のヒナや幼体、そして稚魚は全て可愛く見えてしまうから不思議なんですよねー。

(ナマズ目 ナマズ科 ナマズ属)

カモ撮りこうちゃん