なぜ野鳥は頻繁に水浴びしたり羽繕いするのか?

数日前に弥富市海屋のティンカーベルという犬のケアハウスとジョイというウマの乗馬クラブ兼誘導士養成学校の駐車場を通りかかると、駐車場内の水溜まりでカワラヒワが水浴びしていました。

ときどきスズメがしているのを見かけますが、カワラヒワは初めてでした。

早速その動画を撮りました。

観察していると鳥たちはよく水浴びします。

これまで見かけたスズメ以外の鳥ではゴイサギ、シラサギ、タヒバリ、ヒヨドリ、コガモ、ヒドリガモ、イソシギなどがあります。

何度も何度も羽ばたかせながら水浴びします。

それも真夏の暑い時期ならともかく真冬にも水浴びするケースがあります。

水浴びして移動した先で、次は丹念に羽繕いしています。

水浴びは綺麗な水の場所が最善でしょうが、蟹江周辺の川は濁っています。

また用水路の水も綺麗とは思えません。

道路にできた水溜まりの方が綺麗かもしれません。

そんな川や用水路や田んぼでも頻繁に水浴びします。

なぜ真冬でも水浴びするのか不思議です。

すぐ思いつくのは羽についた寄生虫を落とすための行動ではないかということです。

羽に虱(しらみ)やダニなどが寄生して取り除こうという行動でないかということです。

鳥たちもその痒さに耐えられずに、何とか取り除こうとやっきになっているのかもしれませんね。

イノシシが泥だらけの沼田場(ぬたば)を転げ回ってダニを取り除こうとする行動と同じことかも知れません。

Disteau by サニークリーンには、鳥が水浴びする理由として「鳥の羽根には、ホコリや寄生虫、脂粉と言われる細かな白い粉などがだんだん積もっていく。鳥は水浴びによってそれらを落とそうとしているといわれている。脂粉が出る量は鳥種によって差があり、その量が多い鳥種ほどよく水浴びをする傾向がある。そしてこの脂粉というのは未成熟な羽毛を包むケラチン物質であり、それが落ちた後に柔らかな綿毛が姿を現すと考えられる。」と記されています。

寄生虫以外の羽の条件でも水浴びせざるを得ない状況なのでしょう。

トンボは暑い夏には飛びながら水面に体を叩きつけて体温を下げる行動をします。

蟹江IC近くで営巣しているゴイサギやコサギは近くの水田で水浴びします。

6月の暑い時期には頻繁に水浴びを見かけるので、体温を下げるための水浴びだと思われます。

暑さから体温を下げたり寄生虫を取り除くだけでなく、鳥たちの羽の成長による生理的な条件で鳥たちが水浴びしている可能性があるのですね。

知りませんでした。

(カワラヒワ スズメ目 アトリ科)(ゴイサギ コサギ ペリカン目 サギ科)

(コガモ ヒドリカモ カモ目 カモ科)(タヒバリ スズメ目 セキレイ科)

(イソシギ チドリ目 シギ科)

カモ撮りこうちゃん

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