タニシの殻はメルカリで売れないかな?

飛島村の三福では金魚養殖が盛んです。

長方形の養殖池を何個も並べて金魚飼育しています。

全ての養殖池が使われている訳でなく、金魚の成長に合わせて別の養殖池に移していくようです。

使っていた養殖池は水を抜いて、石灰を撒いて消毒しています。

放っておいてからまた水を入れます。

ずーっと放置されたままの養殖池もあります。

するとイの仲間、アゼナやヒシなど水生植物が生えて水辺の浅い沼のような様相になります。

そんな養殖池の傍の道ばたに、茶色から白くなった貝殻がたくさん捨ててあります。

最初は何だろうと思っていたのですが、養殖池の傍の道路の端が大体そうなっているので、だんだん見慣れてきました。

タニシとは思っていなかったのですが、だんだんタニシではないかと思うようになりました。

この養殖池ではまだジャンボタニシは見当たりません。

ジャンボタニシはイネなどに取りつくのに、タニシは水草なのでジャンボタニシは繁殖できないのかも知れません。

このように養殖池には大量のタニシが繁殖しています。

道路に捨ててあるタニシの殻が綺麗なので、いくつか拾ってきました。

タニシの殻と言わなければ、メルカリで売れるのではないかと思うほどです。

メルカリをやっている妹に見せたらちょっと無理だろうとの話しでした。

タニシの殻は炭酸カルシウムなので石灰岩の元になるはずです。

昔からセメントの材料の石灰岩だけは日本は自給率100%だと聞かされていました。

また秋吉台や阿武隈洞、龍泉洞などは石灰岩が溶けて作られたと言われています。

ウィキペディアの石灰岩には「炭酸カルシウム(CaCo3、方解石または霰石)は50%以上含む堆積岩。炭酸カルシウムの比率が高い場合は白色を呈するが ~中略~ 石灰岩の成因には生物起源と化学的沈殿の2種類がある。石灰岩には大量の二酸化炭素を含むため、地球上の石灰岩が全て分解したと仮定する場合、気温が300度上昇するといわれる。生物起源では有孔虫、ウミユリ、サンゴ、貝類、円石藻、石灰藻などの生物の殻(主成分は炭酸カルシウム)が堆積してできたもの。生物起源の石灰岩には明瞭な化石を含むものも多い。化学的沈殿では、水から炭酸カルシウムそのものが化学的に沈殿したもので、通常化石は含まれない。石灰分を多く含む温泉水やカルスト泉の沈殿物としての生成が量的に多い。」と記されています。

石灰岩が含む二酸化炭素の量を考えると、地球温暖化問題は電気やガスの排出量だけでなく、都市化に伴う人間活動全てが原因だと思われます。

私が小さい頃の世界人口は19億人、今では72億人といわれています。

科学技術による環境維持や改善の努力があるにしても、人口の多さで地球がパンク寸前になっている気がしてなりません。

本当かなー。

(タニシ 原始紐舌目 タニシ科の巻貝)

カモ撮りこうちゃん