タイワンタケクマバチのオスらしいハチを見かけた

蟹江周辺では沼周辺や土手を歩いていると、アレチハナガサやヒャクニチソウに吸蜜などに来ているタイワンタケクマバチを見かけます。

日本のクマバチ(キムネクマバチ)と同じくらいの大きさですが、全身が黒く迫力がありとても印象的です。

見かけているタイワンタケクマバチは全身が黒く、オスメス共にそれが本来の体色だろうと考えていました。

永和の沼の傍にヒャクニチソウの花が群生して咲いています。

9月初旬にタイワンタケクマバチの他にイチモンジセセリとかハナアブが吸蜜に来ていました。

このヒャクニチソウが咲いている場所は、沼の脇のタケ林のすぐ傍です。

このタケ林はモウソウチクではなく細いヤダケとかメダケのような感じのタケ林です。

この沼の辺りでタイワンタケクマバチを頻繁に見かけるので、このタケ林で営巣し冬越している可能性があります。

巣の傍に採餌場所があるのですから、こんな好都合の場所はないでしょうね。

ヒャクニチソウに全身黒いタイワンタケクマバチが数匹集まっていました。

同じ大きさの違ったハチがヒャクニチソウの花にとまっては別の花に移動して行きます。

てっきりハナバチだろうと思って図鑑で調べたのですが、同定できませんでした。

このタイワンタケクマバチも外来動物なので図鑑には掲載されていません。

「タイワンタケクマバチ 越冬形態&オス、メスの区別」(www.chitakan.com)に面白い情報が載っていました。

「全く偶然に越冬中のタイワンタケクマバチを見つけたのをキッカケに、越冬状態やオスメスの相違点をチェックしました。~中略~ 越冬形態…オスメス混合で竹の一節に集合して越冬 オスメス…オスは顔正面が白(薄黄)色。メスは真っ黒。〈オスメスの区別点の根拠〉ネット上ではタイワンタケクマバチのオスメスの顔写真を見つけることはできなかったが、日本クマバチのオスの顔写真を幾つか見ることができた。それによるとオスの顔写真は白色の三角マークがあるので、台湾クマバチも顔正面が白いのがオスであろうと判断した。」)(撮影写真は2014.1.27)と述べられています。

クマバチ(キムネクマバチ)のオスの顔同様にタイワンタケクマバチも同じではないかと推論したところが面白いと思います。

私の撮った写真でも確かに顔が白っぽい感じのもの撮れました。

同じタケに2種類のハチがいるならどちらかがオスで、どちらかがメスなのは明白です。

どうなんだろうと考えてみたものの、今は白い顔の方をオスと考えておこうと思っています。

本当かなー。

(ハチ目 ミツバチ科 クマバチ属)

カモ撮りこうちゃん