馬鹿の一つ覚えの「シソ科の茎は四角い」

10年位前から動植物の写真を撮り出しましたが、初心者なので動植物の具体的な名前や生態が未だに良く分かりません。

基本的には1つ1つ潰していくしかないと思っています。

そんな中で同じ特長を持った動植物を見かけると、同じ仲間ではないかと思うようになりました。

植物では茎の同じ特長で同じ仲間ではないかと予想するようになりました。

植物の多くの茎はカミソリでスパッと横に切ると、その断面が丸いものがほとんどです。

私は何十年も植物の茎は丸いのだと思い込んでいました。

私以外のほとんどの人はそう思っているのではないかと思われます。

実はそうではないものがあるのです。

シソ科の仲間は茎が四角いのです。

なぜそうなのかは分かりませんが、そのことが分かってから茎を触ってみて四角ければシソ科ではないかと予想するようになりました。

そして「シソ科の茎は四角い」と規則性にして考えるようになりました。

色々な植物を触って四角い時には、植物図鑑でシソ科の項目で探して調べるようになりました。

じゃー「四角い茎ならシソ科だ」と言えるかという問題があります。

論理学でいえば「逆」ですね。アカネは茎が四角いのですがアカネ科です。

「シソ科の茎は四角い」から見ると例外です。

でも花の付き方が違うので、区別することができます。

このようにシソ科の植物とアカネは共に茎が四角いけれども花の付き方が違うと考えていけば、どちらについても認識が深まることになります。

前にも書きましたが、じゃー三角の茎の植物はあるのかという疑問が湧いてきます。

その仲間にはカヤツリグサの仲間が入ります。

丸があり四角があり三角があるなら、じゃー、五角はあるのかと論理的には考えてしまいますね。

アマドコロというユリ科の仲間では稜角(とがったがど)が5つある場合があるようですが、構造的なものではないようです。

今のところは、丸、三角、四角の茎ということでしょうか。

シソ科の仲間を探してみると思っている以上にあることにびっくりしました。

いくつか挙げてみると、シソ、オオバ、ハッカ、セイヨウハッカ、ヒメオドリコソウ、カキドオシ、エゴマ、ホトケノザ、メハジキなどがあります。

皆さんも実際に野原やホームセンターで草花の茎を触ってみてください。

ラベンダーなどの匂いを楽しむものにもシソ科のものがあります。

シソ科の植物は昔から薬草と考えれていたからです。

世界は規則的に出来ているのかなぁと考えてしまいました。

カモ撮りこうちゃん