今年もコアジサシを探しに行ってみた!

蟹江のウォーターパークの大膳川にコアジサシがいるかどうか探しに行きました。

1昨年は6月下旬に見かけたのです。

昨年は見られなかったので6月中旬に出かけてみました。

1昨年と同様に、コアジサシの小群が大きな沼のような大膳川の上空を飛んでいました。

コアジサシは鳥類のレッドリストの絶滅危惧種Ⅱ類の指定を受けています。

世界的には少なくなっているようで、日本には夏鳥としてやってきて、砂浜や川べりの砂礫のある場所で営巣し、産卵・育雛(いくすう)するようです。

こうした環境がだんだん少なくなってコアジサシの数が減少しているのです。

Canon bird branch projectには「シロチドリやコアジサシは、草木がない開けた地面で繁殖します。そうした繁殖地は、洪水などで新たに生じることもありますが、再び水没したり、草が茂ったりする不安定な環境です。埋立地が一時的に繁殖地になっても、道路ができたり、やがてビルが建ったりします。緑があった方が、鳥や環境のためには良いと考えがちですが、そうとも限りません。コアジサシのように裸地が必要な鳥もいること、人為的に裸地を維持するには、草むしりだけでも大変な作業になることは、生物多様性保全の観点からも知っておきたいものです。と記されています。

ウォーターパークの大膳川にやってくるコアジサシは、幼鳥に魚を与えている様子から、この付近で営巣し産卵・育雛していると思われますが、その場所は特定できていません。

これまでの経験から、季節ごとにやってくる渡り鳥のほとんどは、基本的に前年と同じところで同じ行動をする習性があります。

このコアジサシも同じでした。

幼鳥が水面に浮かぶ橙色のパイプに降りていて、親が魚を運ぶ光景も1昨年と同じでした。

今年はその光景を動画で撮りました。

またコアジサシが水面に飛び込んで採餌する様子も撮りました。

撮影技術の拙さでぼんやりしていますが、その雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです。

また2月4日付のコアジサシのblogも併せてご覧ください。

宜しくお願いいたします。

(チドリ目 カモメ科)

カモ撮りこうちゃん