モズのディスプレー(求愛行動)を初めて見かけた

蟹江周辺ではモズは秋口から春まで見られます。

秋にはオスが高鳴きして自分の存在をアピールしています。

またメスも高鳴きしている場面を見かけました。

こんなモズたちも3月初旬には他種の鳥に先立って営巣し育雛すると言われています。

それが可能になるためには秋から冬の間にペアになるオスとメスが出会っていなければなりません。

以前から永和の雑木林には何羽かのモズがいて、梢の枝に止まっているのをたびたび見かけていました。

以前はオスだけだったのですが、何度も足を運んでいるうちにメスも多くいることが分かってきました。

4月2日になってその永和の雑木林の近くを歩いていたら、脇に立っている電柱の上で2羽の鳥が盛んに体を揺すっているのを見かけました。

尾の長さの感じから南から渡ってきたオオヨシキリではないかと思いましたが、写真を撮ってみるとモズでした。

私からは電柱の前に芽吹き始めた雑木林の枝が何本もあって、その2羽の様子は鮮明に写真に撮れませんでした。

ビデオを取り出してその様子を動画撮影しました。

ビデオ撮りは始めたばかりで上手く撮れません。

手で持つために画像がブレてしまいます。

どうしたら良いのか検討中です。

電柱では、オスがメスを前に求愛行動(ディスプレー)を盛んに行っていました。

それをメスはすぐ傍で見ながら口を開けて見ています。

そんな時間が続きましたが、とうとうメスは飛んでいってしまいました。

オスもすぐ飛び去りました。

どうもこの求愛行動(ディスプレー)は失敗だったように見えました。

この時期にはペアで営巣して抱卵か育雛している時期だと思われます。

今頃求愛行動をしているのを見ると、時期を失したオスとメスなのか、それともペアのオスとメスの行動なのかはっきりしません。

でもメスが飛び去った様子から、ペアだとは思えませんでした。

人間ばかりでなく、モズでもペアになる適当な時期を失しているものがいるかも知れないと思ってしまいました。

掲載した動画がブレていますが、初心者故にご容赦ください。

(スズメ目 モズ科)

カモ撮りこうちゃん