春を感じさせるヒヨドリとメジロの吸蜜行動

蟹江周辺に本格的な春が来るのは3月下旬ですが、春を感じさせる植物の開花は一斉に起こるわけではありません。

色々な野草が徐々に芽吹き始め、そして動物が活動し始めます。

ナノハナ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリやタンポポが花を咲かせ、カラスノエンドウも葉を茂らせ始めました。

またモンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウやキタテハが畦道の傍を飛び回り出しました。

東北のように寒さから解放されて一斉に花を咲かせる春の光景とは違って、少しずつ知らない間に春がやってきている感じです。

春の感じ方は、東北と蟹江では随分違うと思います。

3月の初旬に永和の沼のカワヅザクラ(河津桜)がピンクの花を咲かせ出しました。

まだ大きな木にはなっていませんが、近くの農家の人が産業廃棄物で汚されたこの周辺を美しくしたいと植えたとのことです。

そこにヒヨドリが来て吸蜜していました。

近くでメジロの群れも見ていますが、ここでは吸蜜している姿を見ていません。

同じ時期に、弥富市海屋の善太川の土手下の畑の脇のサクラが咲いていました。

ソメイヨシノが3月下旬なので、それよりは随分早い開花です。

花が小柄なのでエドヒガンではないかと思われます。

その隣にツバキの木もあり赤色の花を咲かせています。

そこにメジロの群れがやってきて、素早く移動しながら吸蜜しています。

ツバキの花の吸蜜もしています。

その結果、嘴の先が黄色くなっています。

同じ場所にヒヨドリもやってきて、サクラとツバキの吸蜜をしていました。

ヒヨドリはツバキの花の奥まで嘴を突っ込むので、顔が黄色になってしまっています。

そんな状態でも吸蜜を止まる気配はありません。

よほど蜜が甘いのだなと思いました。

こうしてツバキは花粉を他の花のメシベにくっつけてもらうのでしょう。

ツバキとヒヨドリは、ウインウイン関係になっているのでしょうか。

こんな光景を見ると春が来たことを実感します。

メジロやヒヨドリは春が来たことを喜んでいるように見えて仕方ありませんでした。

(メジロ スズメ目 メジロ科)(ヒヨドリ スズメ目 ヒヨドリ科)

カモ撮りこうちゃん