ハナオクラを初めて見た

蟹江周辺を歩き回っていて、てっきりフヨウ(芙蓉)だと思った花がありました。

畑に何本も並べて植えてあって、アオイ科特有の大きな薄黄色の花をいくつもつけていたのです。

東北の山村を車で走らせると、家の庭や玄関に一輪ずつ人の顔よりも大きい花を咲かせた鉢が置いてあります。

フヨウです。

朝咲いて夕方の萎む花で、そのはかなさが人生を象徴するようにも感じます。

石川さゆりの「風の盆恋歌」にも酔芙蓉(スイフヨウ)が入った歌詞がありますね。

フヨウだと思ったその花は、実はハナオクラでした。

花を野菜として食べるのです。

これらは市場には出ません。

食べ方は「人に利用される仲間」の項で書くことにします。

そのハナオクラの種を手に入れて、庭のプランターに5月半ばに種を撒きました。

双葉が出た後の本葉は細く7つに分かれていました。

同じ葉の形のアオイ科の花には、モミジアオイがあります。

花は朝になると咲きますが、午後には萎んでしまいます。

その後、種が詰まった実ができます。

ハナオクラはトロロアオイともいって、オクラ同様に花が粘ります。

東南アジアから日本にかけて照葉樹林帯の人たちは、粘る食べ物が大好きですね。

種を採って翌年の春に撒くことを繰り返していましたが、ある年枯れ枝を抜かないで放っておいたら、その根元から芽が出て大きくなりました。

多年草のようです。

庭のあちこちにハナオクラが育って、例年よりたくさんのハナオクラを食べることができました。

カモ撮りこうちゃん