こんなものまでカメムシの仲間とは!
永和の雑木林周辺で田んぼを持つ農家の人と立ち話をしました。
昔はいなかったカメムシが増えてイネに被害が出るようになったと話していました。
稲の出穂時期に柔らかい稲を吸汁して不稔になるというのです。
その付近を歩き回っていますが、カメムシをちょくちょく見かけていました。
その種類なども全く分からないのですが、気が向くと写真に撮っていました。
写真を見ると色々な種類があるようです。
カメムシはこれまで触ると臭いと考えて近寄らないようにしていたのです。
その話を聞いて、愛知県のあいち病虫害情報を見ると「本県のイネに加害するカメムシ類は多数知られているが、そのうち主な種類は、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、ミナミアオカメムシである。また近年イネカメムシの多発生が報告されている。~中略~ イネカメムシは成虫の体長は12~13㎜。体色は、成虫は黄白色で体のへりの部分以外は茶褐色である。幼虫は灰緑色で丸くて平たいが、育つにつれて褐色がかってくる。開花初期の籾を集中的に加害し、不稔を引き起こす。被害の様子は、稔実が悪くなってしいなになったり、吸汁後が褐色に変色する斑点米となる。早期及び早植え栽培で被害は大きく、出穂期が比較的高温の7月下旬以降に被害が集中する。」と記されています。
農家の人が話していた内容と一致しています。
数日前にその雑木林のナノハナの枯れた茎や枝に小さなカメムシが何匹も歩き回っていました。
橙色の模様がけばけばしい感じです。
交尾してくっつきながら歩き回っているペアが何組かありました。
写真を撮って調べると、ナガメというカメムシでした。
このカメムシはアブラナ科の植物を食草にしているようです。
このナガメの動画をYouTubeに投稿しました。
他にも投稿事例があるかと調べたらいくつものナガメの動画がありましたが、動画の閲覧数は5年間でたったの32回と少ないものがほとんどでした。
私の動画もほとんど見られないだろうなと思い笑ってしまいました。
数年前にナガメと同じ雰囲気のカメムシを見たのでその写真を見返してみると、ヒメジュウジナガカメムシではないかと思われます。
カメムシたちは食草のガガイモだと思われる植物に集まっていました。
このカメムシの仲間にはアメンボが属していて驚いたのですが、小さなセミのようなヨコバイやセミの仲間そのものもカメムシの仲間だと知ってさらに驚きました。
単にカメムシを臭いと毛嫌いしていた自分の不明を恥じたものです。
(カメムシ目 カメムシ科)
カモ撮りこうちゃん