シオカラトンボの交尾と産卵

シオカラトンボはどの地方でも普通に見られるトンボです。メスはムギワラトンボともいわ

れます。オスの方がメスより早い時期に羽化しているようです。

オスは田んぼ、用水路や池付近で成熟したメスが来るのを待ち受けています。

近くには他のオスがいて、四六時中縄張り争いが絶えません。オスはとても大変です。

成熟したメスが来ると、オスはすかさずメスの首を尾部付属器でつかみ、丸くなって交尾態になります。

交尾態になると、メスはオスの副性器に尻尾を当てて精子をもらいます。

交尾態になると草や地面などに長い時間止まっています。しばらくして交尾態をとくと、メスは水面上で打水産卵し始めます。

その時はオスが頭上で警護します。これを警護産卵と呼んでいます。これ以外にメス単独での産卵も見られます。

カモ撮りこうちゃん