コウノトリが愛西市で営巣したのは本当らしい!

2024.10.24に見かけたコウノトリ

2025.4.29に見かけたコウノトリ

昨年から今年にかけて、愛西市のハス田がある立田付近でコウノトリを見かけました。

初めて実物を見かけたので、とても嬉しくなってフェイスブックの鳥見サークルに写真と共に投稿しました。

それを見た会員から、愛西市では高圧鉄塔の上で、コウノトリが営巣したので、それを取り除いたという情報が記されていました。

そこで立田のハス田周辺で、高圧線の鉄塔が建っているかと探しましたが、そんな所はどこにもありませんでした。

どこなんだろうと思っていたのです。

もしかすると人伝(ひとづて)情報が、歪められて伝わっている可能性があるかも知れないと思っていたのでした。

ところが、二〇二五年六月二十六日の中日新聞に次のような記事が載っていました。

「国の特別天然記念物コウノトリの飛来が多くなっている愛西市で今春、県内で初めて営巣が確認されたことが分かった。中部電力の変電所施設内だったため、巣にあった卵は兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)に運ばれ、五月中旬に無事三羽が生まれた。同公園によると、七月下旬にも愛西市内での放鳥を目指しているという。中部電力パワーグリッド名古屋支社によると四月十一日に愛西市内の変電所にある高さ四十メートルほどの鉄塔の上にコウノトリ二羽が営巣しているのが確認された。稲沢市の野鳥愛好家、岩尾健治さん(五十二)が営巣する様子を撮影したところ、足輪のナンバーから一羽は二〇二二年に福井県小浜市で生まれた雄『トミー』で、巣の材料を運び込むなどつがいで仲が良い様子だった。鉄塔は高圧の電流が流れる電線がすぐそばにあるため、市役所に報告があり、県などとも相談した結果、四つの卵はコウノトリの郷公園に運ばれることになった。五月二日に巣は撤去され、運ばれた卵から三羽が生まれた。公園関係者によると、元気に育っており、生まれてから七十日ほどで放鳥する時期となる。コウノトリは長年の飼育と放鳥により、最近は各地で飛来する姿が見られるようになった。愛西市では、二十三年九月ごろからコウノトリの飛来が目撃され、これまで十羽以上が確認されているが、同公園によると県内で営巣した記録はない。営巣の確認を受け、地元の住民有志は今月、コウノトリが安心して子育てできる環境を守っていこうと市民グループ『あいさいコウノトリ見守り隊』を結成した。代表で郷土史家の若山聡さんは『人工営巣場所を設けることを検討したい。コウノトリが飛来する環境を守っていくことも大事』と話し、今後は寄付を募るなど活動を進めていくという。」と記されていました。

その営巣場所は確認していませんが、立田道の駅から南に大きな変電所があります。

多分そこではないかと思われるのです。

コウノトリにとって、愛西市のハス田は餌場としても好条件ではないかと思われます。

この地で増えればと願っています。

(コウノトリ目 コウノトリ属)

カモ撮りこうちゃん