やっとハグロトンボの産卵風景を撮ったぞ!
2024年8月8日に見かけたハグロトンボの産卵
2016年8月22日に見かけたハグロトンボの産卵
ハグロトンボのオス
ハグロトンボのメス
ハグロトンボは小さい頃はよく見かけていたものです。
最近は殆ど見かけなくなりました。
どのトンボの種も減少傾向にあるものの、シオカラトンボとギンヤンマだけは却って数が増えているように思います。
環境汚染に強いのと、羽化する期間が長いからだと思われます。
それでもハグロトンボがまだ沢山棲息しているのが海津市ハリヨ公園周辺です。
このハリヨ公園は正式には、「清水池ハリヨ生息地」と呼ばれているのですが、私は勝手にハリヨ公園と呼んでいます。
ここには津屋川に流れ込む湧水池があり、そこにハリヨが棲息しています。
その湧水池から津屋川に流れ込む間は池になっていて、そこにはコイやウグイなどが泳いでいます。
湧水池から池の間はネットになっていて、ハリヨは移動できなくなっていますが、池にはハリヨの泳いでいるのが見られます。
その池から津屋川に流れ込む浅い清流には、アマモのような水草が揺らいでいます。
その浅い川面でハグロトンボが飛んだりとまったりしています。
公園内の近くの雑木林にはハグロトンボが季節になると沢山とまっています。
この津屋川周辺で羽化しているのでしょう。
ハグロトンボは木陰など薄暗いところに多くいるようです。
数年前にその水草が生えている川面でメスが産卵している様子を写真に撮りました。
その当時はビデオで動画を撮っていなかったので、いつか動画を撮りたいと思い、その後夏になると通っていたのです。
しかしその産卵風景を撮ることができませんでした。
野生動物というのは行けば、必ず撮れるということは殆どなく、全くの偶然の出会いなのです。
今回は浅い川から津屋川に流れ込む場所でメスが埋め込み産卵している場面を撮ることができました。
すると、近くにオスがとまっていて、メスが産卵しながら翅を開いたり閉じたりすると、同じタイミングでオスも翅を開いたり閉じたりしていました。
その様子から、もしかしたら警護産卵なのかも知れないなぁと思ったのです。
その場面を撮っていると、近くで別のメスも産卵していました。
8月中旬頃が産卵する最盛期かも知れません。
今年はウチワヤンマの交尾態を初めて見かけました。
交尾態が解けると、メスが打水産卵し始めました。
その写真を撮りました。
7月8日のことです。
その後は交尾態を見かけていません。
交尾態になり産卵する時期もある時期の範囲内にあるらしいのです。
今回ハグロトンボの産卵風景を何年か振りに写真と動画に撮りましたが、その前の交尾態になっている場面はまだ撮れていません。
いつか交尾態になっている場面に出会うことができれば良いなあと思っているところです。
動物との出会いは一期一会だといつも思ってしまうのです。
(カワトンボ科 アオハダトンボ属)
カモ撮りこうちゃん